縁故政治はどんなにうまく言っても三代限りという法則がある。
縁故政治の内包する負の要因を押さえつけられるのはせいぜい二代目か甘く見て三代目だからだ。
縁故に固有の欠点として私欲に引き摺られる身贔屓、他の人間からみれば不公平というルサンチマンが大きなうねりとして襲ってくるわけだ。
実力者それに登用された重要人物の質も一代目から二代目、三代目と必然的に劣化してもともとのメリットである人材発掘の意味がなくなってくる。ちょうどこの二代目から三代目が大正時代から昭和の初めなんだな。
そうして官僚制度の完成もそのころだ。一番完備した官僚制度とはなんだと思うか。それは軍事官僚制度であった。すなわち、陸軍省、大本営、海軍省、海軍軍令部という官僚制度である。シナの科挙を越える官僚制度であった。
現在で言えば、財務省とか経産省、厚生労働省などかな。若い人は軍事官僚など知らないというが、心配しなくていい。いまの官僚制度と同じだ。お金を締めるほうでは財務省、浪費する方では国交省や厚生労働省の両方を兼ね備えていたのが軍事官僚である。
縁故三代限りの限界が近づくころに、縁故の利点を取り入れ、官僚制度の弊害を排除した政治制度、環境、風土を実現出来なかったのが亡国に直結した。
敗戦でガラガラポンで出直したあとも、いまだにそういう政治環境は日本に出現していない。
縁故政治の内包する負の要因を押さえつけられるのはせいぜい二代目か甘く見て三代目だからだ。
縁故に固有の欠点として私欲に引き摺られる身贔屓、他の人間からみれば不公平というルサンチマンが大きなうねりとして襲ってくるわけだ。
実力者それに登用された重要人物の質も一代目から二代目、三代目と必然的に劣化してもともとのメリットである人材発掘の意味がなくなってくる。ちょうどこの二代目から三代目が大正時代から昭和の初めなんだな。
そうして官僚制度の完成もそのころだ。一番完備した官僚制度とはなんだと思うか。それは軍事官僚制度であった。すなわち、陸軍省、大本営、海軍省、海軍軍令部という官僚制度である。シナの科挙を越える官僚制度であった。
現在で言えば、財務省とか経産省、厚生労働省などかな。若い人は軍事官僚など知らないというが、心配しなくていい。いまの官僚制度と同じだ。お金を締めるほうでは財務省、浪費する方では国交省や厚生労働省の両方を兼ね備えていたのが軍事官僚である。
縁故三代限りの限界が近づくころに、縁故の利点を取り入れ、官僚制度の弊害を排除した政治制度、環境、風土を実現出来なかったのが亡国に直結した。
敗戦でガラガラポンで出直したあとも、いまだにそういう政治環境は日本に出現していない。