東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小保方さんは夢を見たのか

2014-03-14 22:58:48 | 国際・政治

前回の続きであるが、小保方さんの善意を信じて説明をつけると(説明の付けかたはいろいろあろう、その一つと言っておく)、

+ 小保方さんの研究室で彼女たちの仮説、つまり簡単なストレスを加えるだけで幹細胞に変化するという仮説が酸性液につけるだけで実際に生まれた。しかし、それは彼女が加えた刺激だけではなくて彼女が見落としているほかの刺激圧力がさらに加わっていた。

その刺激とは

1:単純な物理的、化学的な刺激

2.オカルト現象

の二つが考えられる。もちろん1の可能性のほうが受け入れられやすい。いずれにしてもこのどちらの場合も彼女の提示する手順で何回実験をしても現象が再現することはない。

可能性は2の場合のほうが高い。なぜなら専門研究者が1.を見落とす可能性は少ない。1ならその見落としている条件を突き止めればいくらでも再現できる。

2の場合は再現不能あるいは不定である。だからオカルトという。オカルト現象があるとかないとかいうのは別の信念の問題だ。オカルトがないというのも同様に信念だ(つまり無根拠)。見えること、操作できることしか真実でないと断定すること自体が非科学的、いや非論理的だ。

分からない問題を一方的に断定するのは科学を否定することだからね。カントの「視霊者の夢」を参照。ま、敬して遠ざけるのがオカルトに対する健全な態度だろう。

一番いけないのは、私のところに来れば超能力で必ず治すという詐欺師宗教家ヒーラーである。

また、本を書いてオカルトが科学的に証明されるかのように自説を宣伝する似非宗教家である。科学でないからオカルトというのだよ。

オカルトの原義は「隠されている」、「説明できない」ということである。その特徴は科学的知見とことなり、再現不能性、操作不可能性にある。


小保方さんはオカルト現象に遭遇したのか

2014-03-14 22:01:40 | 国際・政治

今日の理研の中間報告の記者会見をニュースで(ということは細切れに恣意的に?マスコミによっていつものようにコピペされたと言いう意味)見たが、若干観察を述べよう。小保方さんについて益体もないアップを二つほどしたのでその埋め合わせに今度は真面目に(もっとふざけているって、そうかもしれません)。

* STAP細胞が出来たか、あるいはそういう概念が有効であるのかということについて質問されると、それは他の研究者の再現実験、検証で決められると理研が答えていたのが一番印象的だった。

実験データの取り扱いや論文の書き方についてはほとんど叱かりつけるといってもいい理研首脳の発言のなかで、この問題では慎重だったのが印象的だった。最初はなんだったか表現は忘れたが「論文の根幹部分は揺らがない」といっていたが、それの延長線上にあるように思われる。

すくなくとも、小保方さんからもらった細胞で実験をした山梨大学の教授がその先の実験を成功させている。いわば間接的にstab細胞の存在を確認はしている。これがすでに開発された例えば山中教授の方法で作って、自分が新しい簡単な方法で作ったと言っているならこれはもう犯罪とも詐欺ともいえるが、まさかそれはないだろう。

* わからないのは、どうして「論文の体をなしていない」偽造データ、剽窃データを「わざわざ使ったか」ということだ。小保方さんの心理、共同研究者の多くが見逃したという事実が不可解である。

いろんな説明があるだろうし、理研の調査が出てくるであろう。

研究者の世界のことは知らないが、こういう成果というのはすくなくとも何回か成功してから発表するものではないか。すくなくとも二回はして確かめると思うんだがな。彼女は一回だけしなかったんじゃないか。だからデータもきちんととってなくて、つじつま合わせに妙なことをしたのではないか。そうなら、絶対に許されることではないがね。

ながくなった、以下次号

大して長くもない(ほかの人たちに比べても)がどうも私の場合、これ以上の長さになるとアップするとガブッちゃうんですよ。ではまた。