東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

佐世保女高生殺人犯

2014-08-03 08:52:34 | 社会・経済
人間は訳の分からないことが起こると理屈をつけて理解しようとする。これは人間の業といっていい。週刊誌やテレビのモーニングショーはこの業の上に営業している。

そんでもって、今話題の佐世保事件、ああでもない、こうでもあった、と報道合戦である。

筆者も分からないのであるが二つほど参考になると思われる点を指摘したい。持っているのはテレビ、週刊誌からの二次情報のみであるからズバリと指摘する訳にはいかない。

一次情報の手持ちがないので思い切ってアカデミックにいこう。まずはオカルティスト哲学者ヘーゲルの精神現象学からである。

平凡社版によるが、B 自己意識 四 3 「自我と欲望」というところだ。「自己意識は、自分に対して独立な生命として現れる他者を廃棄することによってのみ、自己自身を確信している」。

つまり相手をバラバラにして廃棄してしまうことによってのみ知りたいという欲求を満足させることが出来る。意外に真実だ。というのは、ここまで「真理」がむき出しになることはまれではあるが、特定の個人の全体のOSが壊れてしまった場合、このような本源的な規範態が露呈するという訳である。

何れにしても、佐世保女高生はOSが完全にこわれてしまっているからこと、人間の本性が露呈したともいえる。

つぎにドストエフスキーといこう。「地下室の手記」に男女愛情関係で一方が他方を奴隷の様に完全に支配し、虐待し、屈服させるということで成り立つ愛情があるということだ。相手もそれを当然のこととして愛情がなりたつ。

ま、という場合も有るということだから誤解の無い様に。わたしも昔間近にこのような例を見て悲憤に耐えなかったが、年を取ってみると、こういう男女関係もあるんだな、と思う様になった。だからドストエフスキーを読んだときに、彼はさすがに、よく観察しているなと思った次第である。

以上でありますが、参考になりましたかな。



舛添豹変の理由

2014-08-03 08:32:38 | 国際・政治
舛添韓国訪問中の言動は、なんというか、一桁調子が狂ったというか地滑りがあったという印象である。

勿論、彼の本性はあんなものなのだろうが、今までの彼はそれを隠し取り繕うずるさがあった。私は舛添ウオッチャーではないから、以前から見通していた人もいるかもしれないが、私に取って彼は豹変したとうつる。

彼の印象はずるがしこい、すばしこい、出世思考が強烈な男と言うことは分かっていた。したがって好き嫌いでいえば嫌悪するタイプであった。しかし、小ずるさから表面を取り繕い、まわりの空気を顧慮する小心さは持ち合わせていた。

都議会は自民党が多数だから、まさか舛添がしたと言われる反日的行為を承認することはないと信じているが、大丈夫かな。

リコール運動もかなり強烈になりそうだし、彼にもこういった成り行きは当然分かっていた筈だとすると、豹変の背景には切羽詰まった事情があるのではないか。

彼の問題点は金、女出入り、曖昧な素性あたりと思われる。この辺りの弱みを韓国の諜報機関に掴まれているのではないか。こうなると、ある意味でこのような男を都知事にしておくのは国家の安危に関わる。

公安調査庁マターである。また、週刊誌の取材が得意とするところであろう。

実は今朝(日曜の朝)フジテレビやその他のワイドショーで舛添訪韓を取り上げると思ったので、それを見てからと思ったが、どこも触れないね。そんなに軽微な問題なのだろうか。

そういうわけで、テレビを消してこれをアップしたわけである。