東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

大学研究者の理研批判

2014-08-09 18:58:36 | 国際・政治
STAP論文疑惑について、大学研究者からの批判や指摘は非常にきびしい。勿論正論だが、そのトーンには怨念あるいは言いうべくんば、憎悪を感じる。

事件の当初から感じていたことだが、わたしが学会の事情にまったく疎いので触れないできたが、今回は素人の憶測を述べてみたい。

べらぼうな金がないと先端的な研究が出来ないというのが現在の科学開発であるらしい。大学は小泉純一郎のころからか、法人化だとか独立採算だとか言われて、科学研究の国からの資金は先細りなのではないか(検証必要)。

一方理研への金の流れは増え続けているのではないか。税金からのみではなくて財界から科学研究費の流れも大学から理研に比重が移りつつ有るのではないか。理研の方がより自由度が高く、束縛も少ないのではないか。

だから、大学側の研究者は今回のことは絶好の機会と理研を厳しく批判しているようだ(悪いことだと言っているのではない)。

テレビで東大の教授が登場することが多いが、日頃の恨み骨髄が表出しているようだ。ま、いいことだ、切磋琢磨、相互チェックね。

勿論理研内部でも金の奪い合いがあり、割を食った人たちの内部告発もあるようだ。こちらの方は大体が匿名である。

さらに、大学は高い報酬で優秀な研究者を理研に引き抜かれる。そして一定期間に成果を出さないと契約を解除されておっぽり出される。

以上の推測はそう的外れではないと思うが、報道でこの辺を突っ込んだものが皆無なのはどういうわけだろうか。

笹井氏はわけてもfundーraisingの凄腕だったというし、泣きを見た大学も多かっただろう。