東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

鳥越候補はテロリストである

2016-07-16 20:37:30 | 都知事選挙
鳥越氏は野党の候補として早い段階で名前が挙がっていたらしい。しかし、本人は出ないといっていたという報道があった。では、なぜ彼が変心したのか。彼は参議院選挙の結果を見て改憲の流れが強まったので、それを阻止するために反改憲勢力としての意地をみせたい、流れを変えたいと言ったかな、正確な文言は重要ではない、そういう趣旨の発言をしたことはまぎれもない事実である。それには都知事選挙に出て勝つことが良い、という趣旨のことを言っている。これだけは彼の本心だろう。

ということは都民のために出馬するのでもなく、都政に貢献したいためでもない。だから政策なんか無関心だったのだ。これは自分の党派の主張のためには都民の生命と財産をカタにする、というテロリストとまったく同じ発想である。絶対に許されない思想である。目的を達成するためには手段を選ばないわけだ。

鳥越氏と支持する勢力は次の諸点を選挙民に明確に示すべきである。
A:就任時機としては例を見ない高齢であり、また深刻な病歴があるので、第三者の権威ある医師グループの健康保証書(都知事の激務に向う四年間耐えられるという)を提出すべきである。

B:政策決定、政策実施の権限は鳥越氏にあるのか、支持する四政党の合議によるのか明言すべきである。

C:上記A:と関連するが健康が悪化して激務に耐えられなくなった時にどうするのか。当然辞任すべきだが、支持団体が送り込む、例えば副知事とか今回談合があったと疑われる古賀氏のような人物が傀儡となって都政の実権を握り続けるのか。四党が一々小田原評議をしていたずらに都政を混乱させるのか。

都民はまた選挙費用50億円を負担しなければならなくなる。慎重賢明な判断が都民には求められる。だいたい、不思議なのはもう現役でもない(最近名前も聞かなかった)鳥越氏のようなオールドタイマーの名前が票に換算して何票になると皮算用しているのかな。

都知事候補*鳥越俊太郎論1

2016-07-16 16:11:08 | 都知事選挙
鳥越氏はテレビタレントから都知事になった青島幸男氏を念頭に置いているようだ。まわりで神輿を担ぐヤツもおなじ思惑らしい。青島氏が都知事になったのは1995年で大分前になるので記憶を確かめるために少し調べた。

彼は1932年生まれ、彼がテレビタレントから政治家に転身したのは1968年36歳の年である。途中1989年消費税の導入に反対して自ら参議院議員を辞職したが1992年国会議員にカムバックしている。そして1995年無所属で都知事選挙に立候補して63歳で当選している。

之によって此れを観るに、青島氏は国会議員として27年間の経験がある。政治活動の実績もあった(思想の左右は脇に置いておくが)。そして63歳で都知事になった。無所属で。何から何まで鳥越が青島にあやかろうとするのは笑止千万である。

鳥越には政治経験はない。無所属ではなくて四頭の駄馬が引く車椅子のお世話になっている。76歳である。癌の手術を四回乗り越えたというが、いったい主治医に相談したのか。主治医がいたとしてだが。癌の大敵はストレスである。まじめに都知事を四年間務めようとすればそのストレスは大変なものである。ストレス大歓迎、ストレスをエネルギーに代えるような体力があるとは思えない。一番気になるのは知力であるが、大丈夫なのかね。

青島氏は選挙中一切街頭演説等の選挙運動を行わずに圧勝したのだが、鳥越もそれにあやかるのか一日一回しか街頭演説しないと報道されている。鳥越の場合は体力的にそれが限界なのだろう。63歳の青島氏が一切選挙運動をしないで当選したのは自信であるが、鳥越氏のは体力的な限界からだろう。それでもテレビ討論で見る鳥越氏は疲れきった表情をしていると東国春氏はいっているそうだ(夕刊フジ)。おれの「知名度」なら一日一回で十分だろうと思っているのかも知れない。結果は31日に分かるだろうよ。

石原慎太郎もタレントじゃないが一般人気や石原プロのイメージが大分役に立っていることは認められるが、石原慎太郎自身は青島氏に劣らない長い中央政界での活動があり、大臣も経験している。あの舛添すらかなりの政治経験があり、大臣も経験し、新党の代表にもなっている。彼もテレビのディベート番組で名を売ったからタレントみたいなところもあるが政治経験はあったのである。

鳥越君、都民を甘く見たらいかんぜよ。