トランプは安全保障で日本に無茶苦茶な要求をしない(筈)
選挙中もう一つ日本を批判していたのは駐留経費の負担だが、これ自体がトランプは大分値引きしているんだよね。本当の主張はアメリカがおそわれた時には日本が助けにこい(つまり血を流せ)という正論である。それをせめて駐留経費だけは全部持てというのだから、かなりディスカウントしている。日本にとってはお買い得であって、決して不利なディールではない。
それに既に日本は75パーセント(?)位負担していて他の同盟国よりダントツに負担率が高い。そして仮に100パーセント負担しても2、3千億円というではないか。それほど深刻な負担ではない。
むしろ全額負担されるとアメリカは困るんじゃないかな。日本の完全な番犬になる。だって全部日本が出すんだから。もう少し刺激の少ない言葉でいえば日本の傭兵になるということだ。作戦の指揮も当然費用を全部まかなう日本側つまり自衛隊になる、理屈の上ではね。これはアメリカも困るだろう。
大体、現在の仕組みを作ったのはアメリカそれも共和党だ。トランプが強行すれば(当ブログの予想では強行する筈がないが)共和党議会の猛烈な反対にあうだろう。
TPP補足:TPPの仮想敵国は中国である。トランプが辞退してもいい。経済的措置(例えば為替操作国の認定など)をとってシナの経済力に打撃を与えればTPPを批准しなくても同じ効果が日米両国で得られる。