東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

北方四島のロシア軍基地の問題

2016-11-27 08:58:49 | プーチン来日

日ロ山口会談せまる。

まとまる確率は50パーセントだろう。つまり分からない。会談を始めればすぐに分かるだろう。もし、やはり駄目だと思ったら、実のある交渉が無理だと察知したら過剰接待モードにうつればいい。歓待して歓待し抜くのである。実務交渉は打ち切るというシグナルになる。接待をエスカレートして相手の譲歩を期待するのではない。そのくらいの違いはプーチンには伝わるだろう。日本の田舎政治家ではないのだから。芸者を抱かせれば軟化するなんて手は使えない。 

もう一つ、日本が検討すべきは日ロ軍事同盟の可能性である。おそらくこれまでの会談では一度も出ていないだろう。しかし、顕在化していない可能性としてあるのではないか。四島の完全返還(主権確認)は必須だが、朝鮮半島政権*と中国の侵略進出の動きにそなえて、日本海、沿海州沿岸、オホーツク海に中国が不法に進出して来た場合には日ロが共同して軍事的に対応することに合意する。四島にロシアの基地を認めても良いだろう。そういう目的で合意できるなら。

戦後70年以上、日本の沖縄主権回復後も治外法権的な米軍基地は存在する。東京の近くでも横田基地なども治外法権だ。それ以外にも日本全国に同様の多数の米軍基地がある。四島にロシア基地の存続を認めるのがそれほど異常とも思われない。 

アメリカにトランプ大統領が誕生して米ロ関係の緊張が緩和されればこのような方向も出てくるのではないか。