硬貨のやり取りはお客にも運転手にも負担をかける。
先月の27日に新しいタクシー料金に文句をつけた。大抵の人はあれで分かると思うが少し不親切かとも思うので補足しておく。ちょっと暇が出来たのでトランプ・ネタとタクシー・ネタがごった煮になった。
タクシーの客席は非常に窮屈で不自然な姿勢を強いられる(ボックスカー・タクシーはいっこうに増えないね)。しかも夜は暗い。あの中で小銭を取り出したり、数えたりするのは昼間でも神経を使う。油断して小銭を床に落とすと探すのが大変だ。
この作業はとくにお年寄りには負担がかかる。また年寄りには、特に婦人にはしっかりと計算する人が多いからね。よくタクシーが停車したのになかなか客が降りてこないことがある。なかで小銭を出すのに手間取り、何回も何回も数え直しているおばあさんがいるのだろう。
今回の料金改定は外国人観光客に乗りやすくするためだという。小銭が行き交うのは外国人には非常に負担になる。まして短期間の観光旅行では日本の小銭の種類等覚えさせる方が無理だ。実に無神経な料金制度だと言わざるを得ない。
運転手から聞いた話だが外国人は端数が出るのはチップが欲しいからだとおもっているらしい。日本の小銭は分からないから手のひらに乗せて運転手に見せてここから取ってくれというらしい。また、帰国のために飛行場まで乗る客は日本の小銭を持っていてもしょうがないから面倒な釣り銭のやり取りをしないという。それはそうだろう。これから国に帰るのに日本の硬貨を持っていても両替出来ない(実質的に面倒だ)。高額な紙幣なら両替も可能だろうが。
タクシーは基本料金も百円単位(400円とか)とし、追加料金も百円にすべきだろう。距離で調整をすればいいから問題はなかろう。とにかく、外国人観光客の利便のためとか、東京オリンピックで増える訪日客への配慮とその理由を聞いては笑ってしまう。