加計学園の事務局長という渡辺某の記者会見をテレビで見た。「ありもしない安部と加計の会談を愛媛県に話しました」という弁明をしていたが、あのニタニタ笑いと人を馬鹿にしたような説明は渡辺氏が「本当は俺はうそを言わされているんだよ」というのを記者や視聴者に分かってほしいという本心を現わしている。平然とウソをつけない実直な人間なのだろう。安部首相や親分の加計に言わされているのは歴然としている。平然とウソをついた財務省の佐川に比べればはるかに人がいい。擦れていない。官僚の古手と違って悪人ではない。
安部氏が愛媛県の文書を「伝聞の伝聞だ」と強弁したときから、加計の担当者が独断で愛媛県の財政支援が欲しくてありもしない首相との面談を持ち出した、という嘘で安部首相と加計氏の逃げ切りを画策するだろうと思っていた。加計問題が大きいか小さいかしらないが、こういう嘘を平然とつくということは精神病者、性格異常者に大型トレイラーの運転免許を与えるようなものである。ワシントンが桜の木を切ったのを正直に話したというのは、つまらないことのように見えるが為政者の基本の基本を教える教訓なのだ。