短い発表だったが、おやと思う表現が二カ所あった。一つは安倍首相の発言で北鮮のミサイル発射は「断じて容認出来ない」と言ったところを英語では「intolerable」と訳していた所である。外交用語で使っているのかね。私は英語には詳しくないが非常に強く響いた。英語の翻訳文が世界にニュースとして流布される訳だから強い印象を伝播するのではないか。
口語的でもあるし「容認出来ない」(こういう場合の外交的決まり文句)と「我慢出来ない」では強烈さが違うような気がする。感情的な嫌悪感を直に表現している、またその効果を狙ったと思われる。
もう一つはトランプ大統領の発言で「stand behind Japan」という箇所であるが、普通はstand byとかstand with ではないか。どういう意図がこの選択にあったのか。日本を立てるという単純なことなのか。あるいはまず日本がアクションをとるように促したということなのか。一部の報道論評では外交安全保障問題ではまだトランプ大統領には自信がないので、あのような形の記者会見になったというのがあったが。