マスコミ発表の理由ではよく分からない。政権発足前にフリンとロシア大使との間で制裁解除の話をしたのが理由らしい。しかしフリンの公表した辞表にはそんなことは書いていない(そんなことに責任を感じて辞任したとはかいていない)。マスコミはどこからあんな理屈を持って来たのだろう。
フリンの書いた辞表の理由は、会話の内容を不正確に副大統領にブリーフした責任を取るとしか読めない。会話そのものに問題を感じている形跡はない。
一体そんなことがあるのか、と思うのはフリン氏が情報作戦の最高のプロということになっているのに、盗聴されていることは明白なロシア大使と電話で機微に触れる会話をするほど不用心だろうか。これが例えば大使館の登録された電話ではなくて、潜りの携帯電話でCIAには知られていない筈と思った電話のやりとりなら、それは内容に関わらず疑念を抱かれるのは当たり前ではあるが。そういうことなのか。
その辺はCIAの調査も抜かりがないはずで、陸軍の情報部門のトップを勤めたフリンがそんなに脇が甘いとは考えにくい。
なにか公表されたのとは別の深刻な問題が彼の行動にあったのか、あるいは政権内の勢力争いで大使との電話を口実にされたのか、どちらかであろう。
昨夜の報道から一日待ったがまともな報道が無いので疑問を書いた。