小沢一郎にとって政治主導とは「俺の言うことに逆らうな」ということだ。こういう男がむちゃくちゃなことを命令するとどうなるか。
政策立案能力、行政能力のない党人が牛耳るのだからまともな政策は出てこない。むちゃくちゃな政策しか出てこない。
現に小沢一郎は街頭演説などで具体的に政治主導の政策を一つも提示していない。これにだまされて、「政治指導」に浮かれる国民は大馬鹿である。
骨のある官僚(実際にはそういうのはいないが)なら辞表をたたきつける。
通常の官僚はどうするか、いかようにもつじつまを合わせてしわ寄せをボスの見えないところに持っていく。
田舎成金の主人に仕える執事のようなものだ。面従腹背、へえへえと言いながら自分のヨロクは確保する。しわ寄せは主人の目につかないところにいく。あとは野となれ山となれである。
いい料理を出すレストランが驚くほど品質を下げているのに出くわすことが多くなった。オーナーに経費半減なんて言われて、料理人の給料を削る。腕のいい料理人はやめる。かわりに料理の作り方もろくに知らない子供みたいなのが料理を作る。食材の質をどんどん落とす。
本当にレストラン経営を知っていない経営者が怒鳴り散らせばこういうことになる。全部しわ寄せは顧客にいく。
官僚の場合は、国民を犠牲にすることになる。極端な例が北朝鮮だ。あの国はいかにも政治主導だ。独裁者主導である。その命令政策はいかようにしても実現しなければならない。能力のない取り巻きはその犠牲を経済の崩壊に押しつける。小沢一郎にやらせたら日本は同じようになる。
小沢一郎のいう政治指導は怒鳴り散らし、威張りくさり、非合理的な命令を連発する。官僚は蛙の面にションベンと面従腹背、国は疲弊のどん底にいたる。