外国人記者クラブで話す彼女をテレビで見た。カメラのアングルか、それともお化粧がうまくなったのか額の皺が目立たなかった。下から撮ると目立たないかもね。彼女にもお化粧アドバイザーが付いたのかな。
再三、おかっぱにすることを勧めてきたが、思い切って髪をあげて、オールバックにするといいかもしれない。ピンクスーツの同僚がいるでしょう。井脇ノブ子さん。ああいうふうにオールバックにして、ゴルバチョフの痣のようにトレードマークにするといいかも。ゴルバチョフの額の痣はあきらかに彼の幸運の星だった。もしカツラでも被ってごまかせば書記長にはなれなかっただろう。片山さんも今の中途半端はいけない。改革官僚なんだから。
さて、猪口邦子、片山さつき、佐藤ゆかり(アイウエオ順かつ年齢順?)のほかにも小泉マドンナは沢山居るようですが、テレビの露出度ではこの三女史が抜けているようです。このなかで、役人あがりのせいか、片山さんが一番新鮮な感じがすくない。
節目節目に、というよりかはカゼ向きの変るたびに、あたらしいカゼが吹くたびに、利口な官僚は政界への転身を試みます。古くは、あまり古くて驚いてはいけませんよ。満州事変からシナ事変の頃、政治づいた『革新官僚』というのがいた。満州国建設やわが国の国家総動員体制の整備に能吏ぶりを発揮し、軍部や政界と密接な関係をもった。
最近では、といっても前世紀になりますが、1990年代の前半、自民党単独政権が終焉すると、目端の利いた官僚たちはどっと、当時雨後のたけのこのように出来た政党に参加した。小沢一郎とか細川元首相のまわりに群れ集まったものである。現在民主党に当時の転進者が相当いる。小沢チルドレンなんていう言葉もあったな。
片山さんの先の国会のデビュー演説を聞いても、政治家が国会に呼びつけた役人を詰問するような口調を裏返して民主党にぶつけている。新味がない。彼女は『まんざら知らない世界から来たわけでもない』と取材記者を脅かしたらしいが、それはそうだろう。だからあんまり新味は期待できないということだ。瑣末な役人と国会との慣習、因習には詳しかろうがね。
国会の事務局で働くというなら官僚時代におぼえた慣行の知識は役にたつかもしれないが、政治家としての力量とは関係ない。
素人くさくないということはメリットではありませんよ。大体、役人というのは役所の大きな権力を自分の実力と錯覚するところがある。
短評:調教がけするが実戦ではどうか。1,2戦見送りか。