小沢一郎の陸山会疑惑だが、小沢を起訴しないのは120パーセントの確証がないからだと言うそうだが、おかしくないか。検察の言うことでは検察が裁判官と言うことになる。裁判なんか要らないだろう、最初から結果が分かっているなら。
検察、弁護側の主張をぶつけてその中から真実が出てくるわけだろう。検察の言い分だと裁判官だけでなく、弁護士も不必要ということになる。おそろしい思考方法だよ。検察がすべてで、弁護士も裁判官も飾りにすぎないことになる。
スポーツの試合で最初から結果が分かっている場合しか試合をしないなんていう主張が通ると思っているのか。
検察官はもっと謙虚にならなければいけない。もっと誠実に仕事をしなければならない。マスコミが指摘しているように、素人が見ても小沢はほぼ黒だよ、自供を得られない、証拠がそろわないから、負けるかも知れないからやらないというのは通用しない。
疑わしきは起訴せず、じゃなかろう。疑わしいから起訴するのだ。疑わしきは罰せずとは裁判の過程で裁判長が判断することだ。
大体、悪事を働こうという確信犯が自供をするはずがない。証拠を残すはずがない。そんなことを言っていたら一件もあげられない。
日本では状況証拠じゃ駄目なんだそうだが、政治家の疑惑だけは状況証拠で断罪されるようにしないとだめだ。
あれじゃ、悪事は秘書が取り仕切っていて、小沢はその風下にいることになる。そんなバカなことがあるか。
不起訴が特捜の意図ではなくて、法務省上層部あるいは民主党の圧力なら彼らも同罪である。
& 立花隆の緊急寄稿(3)
http://g2.kodansha.co.jp
立花隆氏の投稿が載っているブログを今みたが、どうもひねくれた見方だ。コメントもめちゃくちゃについているが、すこしおかしいのも混じっているが、興味のあるコメントもある。
立花氏の記事は何通かあるようだが、最近のしか見ていない。どうも小沢が二回目の聴取を受けた直後に小沢は終わりだと言ったらしい。それが不起訴になったんで、あわてて弁明のために一席に及んでいるらしい。
要点は特捜と小沢が取引をして小沢不起訴と特捜の組織温存をバーターしたということらしいが、特捜と言うのは組織でいえば法務省の末端組織でしかも中枢ではない。単独で小沢と取引して組織を温存なんてやくざの出入りみたいなことがあるはずがない。
特捜が小沢に致命的な証拠を握っているから、それを餌に小沢と取引をしたと言うが、ちょっとね。私もずいぶん乱暴なことを書いているがつぼは外していないつもりだ。多くのコメントにあるように立花の文章はちょっとひどすぎるようだ。
検察が決定的な証拠を持っていて、それを使わないから特捜の組織に手をつけるな、と小沢と取引したなんて通用すると思う?
そして特捜を支配する法務省上層部は政権与党には弱い。それは立花氏の言うとおりだ。だとしたら特捜が直接小沢と取引するなどということは子供でもいわない。
* それと立花氏の論文とは関係ないが、今後検察審査会が不起訴不当で起訴に持ち込む可能性があるのだが、これが正当な手続きを保証されるかどうか、小沢の干渉を受けない保証があるのかどうか、疑わしい。
裁判員の選定のように審査会のメンバーは無作為に国民から抽出されるのだろうが、その過程で小沢の子分が不正を働かない保証はない(これまでの小沢一派のビヘイヴィアから判断して)。
また、一旦選出されたメンバーに脅迫、買収などの圧力を小沢一派が加える可能性は大きい。
じゃによって、ここは手を緩めずにとどめを刺すまで追求することだ。
&& 立花隆の緊急寄稿(2)
http://g2.kodansha.co.jp
立花氏に公平を期すために上記の前に書いた二つの論文のうち、とりあえず後のほうを読んだ感想を、、
本文は大体私の冒頭の内容と同じことを言っているような感じ。おおむね分かる。どうして二番目の論文から、頭をかしげるような三番目の論文に飛んだのかな ???
なお、多数のコメントが付いているが字が小さすぎるので読んでいませんのであしからず。
&&& 立花隆の緊急寄稿(1)
http://g2.kodansha.co.jp
念のために見てみたとくにコメントする必要を感じなかった。
やはり一言云っておくか。小沢の秘書三人が逮捕されたことと、二回の事情聴取を異例のこととして、起訴必至と断定したのは軽率だった。その時点での私の予想は「まだ、どういう目が出るか分からんぞ」というものだった。別にユニークでもなんでもない。マスコミの予測も分かりかねていたのだから。少なくと断定することは出来ない状況だった。
立花氏がおかした過ちは面白いことに小沢一郎のあやまちと同じである。「考える人」が断じて避けなければならない例の反面教師であった。すなわち
前例を絶対至上の判断基準とすること。
立花隆の場合は、秘書三人の逮捕、小沢への二回の聴取は前例のないことだから、起訴必至と推論したこと。
小沢一郎の場合、前例からしてあの程度の記入ミスは形式的なもので修正すればお咎めないはずという主張
前例は参考にすべきだが、絶対的なよりどころではないという当たり前の常識を失っている。両人ともに同じ過ちを冒している。
立花の場合、検察上層部および民主党の実質的指揮権発動というきわめて確率の高い要素を全く除外している。
以上