保守論客の質

うまく言えないのですが、『保守論客』の質が低下している。と言っても、網羅的に見ている訳ではないからアカデミックな分析ではない。それに左派陣営に比べてというようなものではない。保守論文もあまり読まない、まして左ちゃんはまったく読まないので、何々に比較してという論評は出来ない。

昔から保守派はいるわけですが、勢いづいてきたのは１９８０年代のような記憶がある。つまり私のような傍観者にも町の書店で目に触れるその手の書籍、雑誌が増えてきたのは。

それから随分になる。本来こういう精神運動はパイオニアの段階をすぎると洗練され進化し深化してくるものですが、年々低劣化しているように思える。悪貨が良貨を駆逐しているように見える。

ネトウヨを善導するためには、有無を言わさず相手を信服させるものが無ければならない。相手の琴線にふれるものがなければならない。そういう思想家がいないようです。

パイオニアには許され多めに見られる思想の未完成は後継者には認められないのです。

なぜ急にネトウヨを恐がりだしたのか

サピオの同じ号に小林よしのりの漫画がある。これもネトウヨ亡国論に連動しているような駒の連続だ。

恐怖心なのかな。どうして急に保守、右翼の諸君はシンクロして歯をむき出して唸りだしたのだろう。

なにか理由があるのだろう。それが知りたい。幼稚なお嬢様風建前論だけでオイラを納得させるのは無理だぜよ。

ネトウヨを善導せよ、さわされど

ネトウヨ諸君の純情な精神なんて受胎二週間の精子卵子連合体みたいなものでございますよ。
やさしく善導いたしましょう。しかし、思想あるいは思想もどきは熱湯消毒したらなにも出てきませんよ。

桜井よしこさんは美人ですが、お年のせいか女学校の舎監風ですな。効果がありますかどうか。期して待つべきものであります。果報は寝て待てと申しましてな。

結構な名前ですな、兵頭二十八さん、江藤淳先生もいいことを言われましたが、江藤先生をよいしょすれば自分も偉くなるようなテイの講釈は安っぽくていけませんな。偉い先生に同化して自分も大物になったような気がするなんて、二十歳の青年のすることですよ。

自分の言葉で話すとどういうことになるんですか。この手の人たちの共通の特徴だが、偉い（偉いと自分が思っている）人を毎行引用する人が多い。稚拙ですな。

一水会顧問鈴木邦男さん、こういう怖い人は論評しないことにしております。ま、オイラもそのレベルでござんす。
しかし、内容はともかく、若者を善導する姿勢というか、気にかける姿勢と言うか、はこの人が一番かもしれない。

ネトウヨとフジテレビ

サピオの記事（論文、雑文？）にフジテレビへのデモのことに触れたのが有る。

韓国に偏っているというので去年かいつかデモがあったというニュースはニュースを見ない俺もかすかにおぼえておる。

これがネトウヨ現象の一つであるということはサピオを読むまで知らなかった。

サピオのスタンスも読んだ限りわからない。全体の調子からすると非難しているのだろうがね。

閑話休題、このニュースを見たときに、なぜNHKへのデモではないのだと疑問を感じた。韓国ドラマがあふれているのはNHKではないのか。それもおかしな漫画みたいな原色衣装を着て変な帽子をかぶりチョンブラを生やした連中が『宮廷』ドラマを演じている。

民放はどうでもいい。NHKは税金を取っている。国民に、国民の一部に、大部分に不快を与えるチョンドラを垂れ流して許されるわけがない。

どうしてNHKへのデモじゃないのかな、と不思議に思った。

ネトウヨ亡国論のなぜ

雑誌サピオの特集だが、なぜネトウヨが亡国なのか、どこにも、だれも書いていない。
もっともネトウヨ亡国論というのはネトウヨは亡国から日本を救うという意味なのだろうか。

いじわるそうなサピオの紙面からそうではなさそうだ。それにしても大げさな。つまらん心配はするな。

なぜこんな企画が出来たのか。ここに執筆している正当派保守（自称）、右翼（自称）が最近のネトウヨの隆盛に生存権を浸食されそうだという恐怖心からだろうか。

ネトウヨ亡国論

サピオという、これは月刊誌かな、に「ネトウヨ亡国論」というのがある。何だろうと買った。
数人の「先生方」が短文を書いているが、そもそもの対象がなんなのか分からない。また、その論調というか、論調というほどのものではないらしいが、実態が詳しく紹介していないので執筆者の意見だけが表面に浮き上がって出ているという印象だ。
ネット右翼の略のようだが、たまに電気網をさらっていると、それかな、と思うのがある。あれは読みにくいんだよね。
ほとんどおうむ返しに同じ言葉をキャッチボールしている。チャットやツイッターの乗りみたいなものかな。あるいはガキや季節はずれのおばさんズレのメールみたいなものだろう。ああいう反射神経だけで内容の無いやり取りというのは読みにくい。大体２チャンネルが彼らの運動場なんだろう。
２チャンネル用のビューアーが有るらしいが、そんなものでも有れば読みやすくなるのかな。電気網にその種の、なんて言うの、スレッドというのかな、その切れっ端がキャッシュなんかで引っかかってくるのを目にするくらいだ。
サピオの先生方も大上段に振りかぶってお説教をしているが、どうも感心しない。といっても先生方の激高した議論しか目に入らないので、感銘を受けない訳よ。
これは連載にするかな。百回くらいになるかもしれない。俺は訳の分からないことを弄くり回すのがすきだからね。
それにしてもサピオの編集部はよくこんな企画をしたものだ。

オリンピック・サッカー・メキシコ戦

ブックメーカーの掛け率は信用出来るね。イーブンだったらしい。いやな予感がしたのだが。
オカルト論で批評してみよう。技術論でも言うことはあるが、どうも素人で批判されそうなのでね。
三点目はやぶれかぶれで人間魚雷の特攻攻撃中にがら空きの本土を空襲されたようなもので、しょうがない。

が、一点目のコーナーキックは、その前にオフサイドをアピールしていたが、オフサイドと決め込んで対応が遅れた可能性はどうなんだい。コーナーキックに行く前の過程に問題があったようだ。
二点目はひどかった。ゴールキーパーはどうして込み合っているあんなに近くにボールを投げたのか。大きく相手陣内に蹴り返しておくべきだろう。たとえ味方の選手がいなくても、大分時間が稼げた。これは素人、玄人関係なく言えるのではないか。
全体に金縛りにあったように動きが鈍かった。疲労が蓄積していたのかもしれないが、これからがオカルト批評であるぞ。
慢心もあったろう。試合前の選手のコメントも安心しきっているようなのがあって、どうかなと思った。
今回の日本チームの活躍は方位が影響している。女子はともかく、男子が下馬評を覆して大活躍したのもそうだし、日本のとなりの韓国が準決勝にいったのも、大穴で吉方位が影響しておる。おれは方位学も素人（またも素人をアリバイにする！！）なんだ。

しかし、どう考えても之は方位だ。その新しい証拠が昨日の試合、方位は旧暦でやるが、昨日立秋は月の変わり目、星が変わる日なのだ。男子チームの様変わりな無気力試合もその証拠だし、順当とはいえ、韓国の快進撃も止まったわけよ。

三位決定戦は凶方位同士、慢心しなければブックメーカーの予想通り日本が勝つだろう。女子の決勝は之までのようにはいかない。勿論ワールドカップの再来を期待しているが。
日本サッカー協会の親玉は今朝にでも香取神社に駆けつけて、方忌（方位除け）のおはらいをしてもらう必要がある。
祈祷料はケチらないように、神様は黄金色を特別に御嘉納あらせられるものであるぞ。
そうすれば、男子銅メダル、女子金メダルはかたい。

稲盛くん、手品でないなら種明かしを

膨大な債権を放棄してもらったんだから、あまり大きな顔をしてもらっても困るんだが。それにしても、年間利益の桁が違うんだね。すごいというか、どうか。

いくらリストラをして各部門で合理化をしたといっても一年や二年で二千億円も利益が出るなんて、かって航空産業が高度成長期でブームであった時でもなかったことだ。

まして、今は不況の只中だし、航空輸送業界をとっても、全日空の例と比較してもべらぼうな利益だ。驚くね。

稲盛は天才か、手品師か。もしこの経営の変容が説明がつくものなら、次に絶対にやらなければならないことがある。

すなわち、この改善の差異が説明のつくものなら、旧日航の経営陣はさらに厳しく裁かれるべきだ。無能、背任の罪で市中引き回しのうえ、厳しくお仕置きしなければならない。

さらにこういう可能性もある。儲かったはずの利益はどこに消えたのか。はっきりと言えば計画的にどこの流したのか。隠したのか。

胡散臭い子会社ネットワークを使って社外に流していたのか。

政治家、フィクサーに吸い取られていたのか。

要するにこの様変わりは出ていた利益が隠匿されず表に出てきたと考えるのが妥当である。旧日航の経営者、社員がそれほどまでに無能でバカだったわけでもあるまい。ある程度はバカであるにしてもだ。

社外へ流された金のチャネルとしてかってこのブログでアメリカのボーイング、産軍共同体経由を示唆したことがある。

一人前のマスコミならこの辺ももう一度洗いなおしてみたまえ。

稲盛和夫は手品師か

手品師なら種を明かす必要はない。しかし、日航再建は手品師の出る幕ではない。

ここのところ、日航再上場にいちゃもんがついている。今週の文春によると上場前に募集した株にインサイダー取引の疑惑があるそうだ。分かりにくい記事だがそのように読めるね。

日航という草刈り場には相変わらずうさんくさいプレーヤーがいるから、マスコミの記事も信用してもいけない。信用しなくてもいけない。難しいところだ。

自民党の西田なにがしが追求しているそうだ。誰を代弁しているのかな。旧日航の腐れ経営陣、腐れ御用労組の代弁をしているのかな。いや別のフィクサーかな。

昔はこのブログでも何回か書いたものだが。もう旬な話題ではないので取り上げなかったが、またぞろマスコミをにぎわあわすヨウダト、チト書いてみるか。つづく