アメリカの中間選挙は、大方の予測通り民主党の勝利に終わった。ブッシュのイラク政策と、格差を生じている国内政策が批判されたのである。ラムズフェルド国防長官を追放しただけで、ブッシュはかわすことができるのであろうか。
アメリカの政策をそっくり真似したような、日本はどのような影響を受けるで あろうか。アメリカが仮にイラクから撤退するようだと、国際社会に貢献するなどといっていた連中の立場はなくなるのでないか。
とりわけ、北朝鮮政策では民主党クリントン政権は対話を重視していた。韓国も、いまだ融和政策を捨ててはいない。アメリカにとっては、北朝鮮よりも、イラク問題のほうが比較にならないくらい大きいい。イラク撤退の前に、北朝鮮と何らかの妥協点を見つけることは現実としてあり得る。
ここに来て、アメリカが北朝鮮と対話をします、核保有国と認めます・・・などと政策転換し たら、北朝鮮対策一本でここまでのし上がってきた、安部お坊ちゃまは大変だろうと思う。北朝鮮強攻策の安部坊ちゃまは、北朝鮮がノドンだかを打ち上げて、核実験してくれたおかげで持っているようなものである。
おまけに次期国連事務総長に、融和政策推進の閣僚であった韓国の潘基文(ハンギブン)が決まっている。北朝鮮を非難する だけではなく、対話、融和、核容認が極めて現実的な状況になっている。
さて、安部お坊ちゃまはお困りになってばかりではいられませんよ。