日本は中国から大量の食品を輸入してる。とりわけ、鮮度が求められる、野菜や加工食品はかなりの量が周辺食から輸入されている。金額にして、アメリカに迫るほどになっている食料が中国から輸入されています。
その中国の食品に含まれる、異常物質が次々と報道されている。今まで報道がなかっただけで、なぜ突如報道するようになったのか、勘ぐりたいところではある。が、今日のテレビ報道では、肉まんに段ボールを苛性ソ ーダで溶かして混入させているのを見ると、失笑さえしてしまう。乳牛に、廃品の段ボールの与えることを勧めていた、飼料栄養学者がいたことを思い出す。因みに、コノガクシャは「肉骨粉」給与を推奨していた、アメリカ飼料穀物販売業者の提灯持ちであった。
机上の効率だけで、飼料(食糧)を計算するとこのようなことが平然と行われる。安全性などがここでは問われることがない。経済効率は、売れればいいもの、利潤が上がればいいものだけを市場に出すことになる。
猫がチャットフードを食って死んだことがとっかかりだったかもしれない。中国政府は急遽言い訳の会見をしている。「我が国は発展途上国で管理が行き届かなかった。こうした食品は輸出しません」と発言していた。すると国内で消費することになるのだろうか、発展途上国だということと食品 が安全でなくてもいいということは、全く別のことである。
食料は人が生きていくためになくてはならないものである。食料は自国で賄うことが独立国家の前提である。国家が自国民の健康と安全を守るためには欠かせないことである。
食糧自給率を高めることを 明言できない為政者には、独立国家のとしての尊厳を語る資格などない。他国への食糧依存を高めることを、安全保障という言葉で言い包めるのは詭弁である。
食料に市場原理を持ち込んだり、安全保障の傘の下に置くことがおかしいのである。現に、アメリカは日本の家畜より自国の、バイオエネルギー生産に補助まで出して優先させている。