これまで、極めて低レベルの発言を繰り返す、我が国の首相アホー太郎がまたしでかした。日本の最高権力者の首相とは思えない言動を、これまで何度も積み重ねてきた。これまで寸足らずの首相は、枚挙にい とまがない。特に、4年前の9.11の小泉郵政選挙以来この国の首相は、目を覆うばかりの惨めな人間が任命されてきた。その最たるものが、アホー太郎である。
今回は、都議選に向けての東京都内での演説である。「野球の岡田ジャパンが、カザフスタンに勝った。チーム一丸となって戦う姿は自民党と同じである」と、街頭演説をした。野球でなくサッカーであるし、戦ったいてはウズベキスタンである。まぁこれは言葉ジリであるかもしれない。余りにも多く慣れっこになって、ニュースにも驚きにもならない。
しかし、現在の自民党は一丸となっているとはとても思えない。厚生労働省を分割すると確かに言っていたが、どこかで何の圧力かどのような経過も分からず、にとん挫した。とても一致団結しているとは思えない。
三顧の礼を尽くして招いた日本郵政の西川社長を解雇したくない小泉の息のかかった連中と、言い出したら聞かない鳩山おボッチャマのドタバタ劇は、ワイドショウ的で面白おかしく報道されている。団結より、指導力のなさかもしれないが、迷走ぶりは目を覆うばかりである。
それより何よりも注目しなければならないのが、北朝鮮に対する「厳しい制裁」を科すと発言した件である。アホーは、「制裁を超えて、我々は戦うときには戦わなければならない。国の安全は守れない」と発言したのである。戦争も辞さないとする首相の発言である。これは明らかに、交戦権を放棄する我が国の憲法に違反する。
国家の最高権力者の発言である。極めて高度な政治判断が求められる問題で、漫画的な発言しかできない、この男の希薄さは慣れっこのなったが決して許されるべきではない。