そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

何が起きているのか北朝鮮

2009-06-02 | 朝鮮半島

北朝鮮の矢継ぎ早の暴挙の数々は、これまで何かしでかしておねだりを頂いていた態度とは明らかに異なる。焦りのようなものさえ感じる。これまでのように、中国の顔色をうかがうことのない姿勢は何を語っているのであろうか?

090530 年前の核実験は、お世辞にも成功していたとはいえない。国内報道ははあったが遠慮がちであった。が、今回は違う。大々的に(政府部内だけであろうが)、お祝いをやっている。4月の、人工衛星打ち上げとしていた、ミサイル発射も最終弾頭は大気圏内へと墜落したにもかかわらず、人工衛星は金正日を称える音楽を流していると、虚勢を見せている。これも次には成功するかもしれない。

この二つのの成功で、強盛大国と虚勢を見せている。強盛大国とは、軍事・政治・経済で強力になることらしい。国民から食料と情報を奪っている国が、強盛大国とはお笑いである。

オバマが、核兵器の撤廃に動いていることを逆手に取ったのか、あるいは無知なままで突き進んだのかは分からないが、これは読み違えたことになったのではないか。オバマは、外交団を編成して、日本、韓国、中国を訪問させている。

ロシアが態度を硬化させたことで、中国の動向が注目される。中国はいずれ北朝鮮が、何らかの転換か条件を持ち出した時に、キャスイティングボードを握っておきたいのであろう。態度を今のところうやむやにしている。もう一つ、現政権の崩壊が中国にとって、経済的な負担になることがはっきりしているからであろう。

それにしても、また中距離ミサイルを発射するようであるが、この焦りは金正日の健康問題Photoの深刻さを表しているといえる。親父からもらった政権を、息子に継がせる準備と受け皿が十分でないことを伺わせている。

小泉純一郎の世襲問題どころではない。このような政権移譲体制が政治の最大の課題になる、そうした国家の体制を国民がどのように思っていることだろう。これが共和国体制なのだろうか?何人目かの後妻の二人目の子供、金正雲(26)に後継が決まったような韓国側の情報を、欧米では大きく報道されている。

北朝鮮の今回のような一連の強行体制、瀬戸際外交は、これまで核でもミサイルでも拉致でも偽札でも麻薬でも、行うたびにこの世界最貧国は得をしてきた経過が根底にある。強行姿勢を貫くと、どこかで誰かが何かをくれたのである。6者協議内の取り決めも同じことである。もうそんなことを許すべきではなく、金王朝を崩壊させなければならないと思うのであるが、内外の情勢はそのように動く気配はない。

コメント (2)
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