そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

オバマ大統領ミサイル防衛見直し

2009-09-18 | 政治と金

ブッシュ戦争大統領が、悪の枢軸のイランからのミサイルを迎撃するために設けられた、ミサイ01 ル防衛(MD)の見直しをすることを表明した。ブッシュは、12年までにチェコとポーランドに、レーダーと迎撃用のミサイルを配置するとしていた。このMD計画に、ロシアが猛然と反発していた。

オバマは、ブッシュからの脱却の意味で計画の見直しをするとした。当然のことながら、メドベージェフロシア大統領は大いに歓迎すると、さっそく反応を見せた。MD計画に対抗して配備していた、短距離ミサイルの配備を殺鼠き注視した。ペロシアメリカ下院議長も称賛Obama_missile_difence_090917を送っている。

このところ、医療制度改革とアフガニスタンの戦況の行き詰まりで良いところがなかったオバマにとっては、久しぶりのヒットである。アメリカ国内の保守派の反発が予測されるが、全体の反応としては好意的に受け入れられている。

ロシアとは、核軍縮を巡って腹の探り合いの状況である。オバマのMD計画の見直しは、こうしたことへの弾みになり、大いに歓迎されるべきである。これがオバマのチェンジであろうか。民主党政権になった日本も、インド洋上で給油するなどという中途半端で解りにくい支援からチェンジする時でもある。


羅臼港

春誓い羅臼港