そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

短命内閣の予兆がある

2011-01-16 | 政治と金

菅改造内閣が発足した。困ったことにこれで支持率が上がったようである。なるほどそういうことだったのか。小沢外しで人気挽回を図ったのであろうが、そPhoto の通りになっているが、日本人はよっぽどお人好しなのだろう。今回の改造内閣で最も目を引くのが、与謝野馨の入閣である。民主党が日本を壊すと言ってはばからなった人物である。

与謝野馨は、財政再建至上主義者である。この不景気に財政再建のためとして、増税に踏み切ると景気の後退が加速される。橋本内閣で見られたことである。橋本退陣のきっかけにもなった。党内に理解に苦しむ党員も少なからず抱えている。

与謝野たちが立ち上げた『たちがれ日本』は、自民と民主の大連合を画策していた、読売の渡邊恒雄の発想であり、石原慎太郎が名付けたのである。結党の理念とは裏腹に、平沼の国粋主義者たちの思惑と与謝野が異なる所詮烏合の二世の老人団体でしかなかった。与謝野の離党で何も変わらない。除名すらできない。

もう一つこの内閣で目を引くのが、この5年余りの財務大臣が全て入閣したことである。与謝野馨、藤井裕久、菅直人、野田佳彦である。藤井裕久は副官房長官であるが、若造の官房長官を補佐するのであろうが、もうすでに官房長官を超えた発言をしているようである。この内閣が財務官僚に牛耳られるのは見え見えであると言える。

こうした結果、小沢グループが外されてどうやら、民主党の消費税導入が加速されることになると思われる。小沢の大衆不人気を巧みに利用した菅の戦術が功を奏したことになる。この内閣は、アメリカにすり寄ることで、国防費を吊り上げ食糧自給を低下させ、景気の後退を加速させることになり、党内の小沢グループからの反発もあり短命内閣になるであろう。

コメント (3)
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