そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

これは米韓の安倍国粋主義の右傾化への警告である

2013-05-09 | 政治と金

韓国大統領の朴槿恵が、アメリカで大いに持ち上げられている。一つは北朝鮮の挑発への回答として、米韓同盟を強調する必要があるからである。もう一つは、米韓でPhotoFTAが締結されて、一年を過ぎたことへに対するアメリカのテコ入れである。

そしてもう一つが、アメリカ在住の韓国系住民団体企業の、強烈なロビー活動である。アメリカの留学生の数が日本を上回って久しいが、すでに3倍を超えているようである。日系のロビー活動の5倍以上の、1100万ドルを超えた。

今日は、朴槿恵大統領がアメリカ議会で演説を行った。日本の首脳は、50年以上行うことが許されていない。流暢で穏やかな英語で、朴槿恵大統領は痛烈に安倍政権の姿勢を批判した。

首脳会談などでは、「過去と向き合わない国は未来を語ることができない」と名指しをPhoto_2避けていたが、今回ははっきりと、「日本が鏡を見て責任ある歴史意識を持つべき時だと思う」と、日本を名指した。

対北朝鮮への姿勢や、中国を封じ込めるためには、アメリカは日韓の連携を望んでいる。オバマも異例の、慰安婦問題を意識した歴史認識への警告を日本政府にしている。

この米韓の連携した動きは、安倍政権のこのところの右傾化に対するけん制である。閣僚などの靖国参拝に加えて、憲法見直し問題と歴史を逆行する、安倍国粋主義思想が、馬脚を現しているからである。

安倍は何度も、従軍慰安婦問題など存在していない。事実に反すると公然と述べていた。中川昭一とNHKに抗議に行って、番組を中止させてもいる。

先の戦争を日本が総括・検証していないから、いまだに安倍のようにあの戦争は正しく、うまく戦っていれば勝てたと思う輩が後を絶たないのである。

コメント (4)
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