そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

”ゴロニャン”外交をする安倍晋三

2016-11-19 | 安倍晋三
安倍晋三が、アメリカ大統領選を制し次期大統領になる、ドナルド・トランプを自宅に訪ねた。世界各国は大きくこれを報道している。内容などどうでもいい。世界で初めて会見した首脳として大きな意味を持つ。そのことだけで、外交手法としてそれは大きな意味を持っている。(※本ブログでは、九条の会の大江健三郎の呼びかけで『安倍晋三』と、一貫して呼び捨てにしている。)

それを野党の特に民進党の蓮舫などは、話し合ったに内容を公表せよとか、就任前だとか全く的外れのコメントをしている。そりゃぁ、安倍晋三の政治手法も内容的にも何一つとして褒められたものはない。
噓は平気でつくし、これまで自粛してきた人殺し兵器を開発奨励し輸出促進するし、唯一の被爆国でありながら国連の核兵器禁止条約には反対するし、国民の80%が反対し公約でも反対を臭わせながらも原発再稼働はするし輸出もするし、消費税の増税は嘘つかないと言って上げたのに10%にもできない、どう見てもすでに破たんした金融政策を認めようともせず、何よりも90%以上の憲法学者が憲法違反と断じる法律をほとんど審議することなく強行採決するし、我が党は強行採決などしたことないとどの面下げて言うのか解らないが舌の根も乾かない間に強行採決するし、年金資格を増やすと言いながら内実は将来的な減額を決めてしまうなど、何一つとして良いことはやっていない。

この男の政治手法は、政治技術と自らが名づけるように、党が支持されるように動くのである。内容や政治的な裏付けなどどうでもよい。それで得た議席と人脈を背景に、かつてから抱く極右政策を遂行するのである。今回ものトランプとの早々の会談も、内容などどうでもいいのであるが、政治手法としては大成功である。
内容は選挙中の発言の確認を安倍晋三が、揉み手でお伺いを立てたのであろう。アメリカの属国の確認をした、ゴロニャン外交である。政治音痴どころか、外交が全く経験がないトランプへの初見参は、残念ながら見事に大成功したと認めざるを得ない。的確な批判もできない野党第一党の民進党の体たらくは、安倍を一層のさばらせる。
日本はより一層アメリカの僕(しもべ)となって、51番目の州になる。(アメリカの州には自治権があると言われたが・・・)トランプには経済人として普天間などの膠着を解決する能力がひょっとしてあるかも知れない、淡い期待をも抱かせてはいる。
コメント (2)
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