安倍晋三は民進党の長妻氏の質問に、「私の主張は詳しく読売新聞に書かれている。熟読していただきたい」と耳を疑う回答をした。特定の新聞に肩入れするばかりでなく、議会での説明をも拒否したのである。読売新聞であれば致し方ないかもしれないが、メディアの私物化である。委員長に注意されたが、議会の在りようも知らない無知の失態を露呈した。
憲法審査会では全く論議すらされていない内容を、議会の存在を否定した形で特定の集会で公表するという奇策であるが、自民党内ですら全く取り上げられた内容でである。石破茂も何が起きたか解らないと表現で驚きを隠さない。
極右翼政治家の安倍晋三は日本会議の支持を受けているが、彼らが今回の安倍の提案を受け入れるとは思えない。9条2項の交戦権の否定と、自衛隊を共存併記する矛盾を日本会議はどのように評価するか見ものである。
ウルトラ右翼の稲田朋美は、9条2項は自衛隊を否定していると述べ、憲法を代えれば立憲主義になると、奇怪で勝手な判断をしている。つまり稲田は、9条2項は自衛隊の存在を否定している内容と認めている。そこに3項として自衛隊もしくは自衛軍の存在の記入などできるわけがない。この言葉の裏に、安倍は自衛隊は違憲の存在であるという前提がる。
更に、安倍晋三は2020年を新しい憲法を施行したいと述べている。オリンピックと憲法論議のリンクは、全く関連性などなく無意味なことである。延長した自民党総裁の任期の限界であるが、それならそうと言えばいいのであろうが、建前上それもできない。
読売新聞に熱く語ったこととは裏腹に(私は読んではいないが)、国会では逃げてばかりで、具体的に改憲の内容については言及しなかった。公的な場所では発言できないのである。
民進党の小西議員の憲法に関する質問に安倍晋三は、全く答えることができなかった。つまり現行憲法が有する、人権への配慮についてである。人権要綱について、何の知識も持ち合わせていないことを安倍は露呈した。13条を自民党草案はどのように否定しているかも安倍は知らなかった。『13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする.』を、自民党同案は公益優先に書き換えているのであるが、議員の指摘に質問の趣旨すら理解できなかったようである。そんなこといちいち知っておく必要などないと答弁している。
いずれにしても昨日の安倍晋三の国会答弁は最悪であった。やりたいことだけ(戦前回帰の憲法復古)飛びぬけているが、知識も知恵も教養も知能すら不足していることが鮮明に見えた国会であった。
憲法審査会では全く論議すらされていない内容を、議会の存在を否定した形で特定の集会で公表するという奇策であるが、自民党内ですら全く取り上げられた内容でである。石破茂も何が起きたか解らないと表現で驚きを隠さない。
極右翼政治家の安倍晋三は日本会議の支持を受けているが、彼らが今回の安倍の提案を受け入れるとは思えない。9条2項の交戦権の否定と、自衛隊を共存併記する矛盾を日本会議はどのように評価するか見ものである。
ウルトラ右翼の稲田朋美は、9条2項は自衛隊を否定していると述べ、憲法を代えれば立憲主義になると、奇怪で勝手な判断をしている。つまり稲田は、9条2項は自衛隊の存在を否定している内容と認めている。そこに3項として自衛隊もしくは自衛軍の存在の記入などできるわけがない。この言葉の裏に、安倍は自衛隊は違憲の存在であるという前提がる。
更に、安倍晋三は2020年を新しい憲法を施行したいと述べている。オリンピックと憲法論議のリンクは、全く関連性などなく無意味なことである。延長した自民党総裁の任期の限界であるが、それならそうと言えばいいのであろうが、建前上それもできない。
読売新聞に熱く語ったこととは裏腹に(私は読んではいないが)、国会では逃げてばかりで、具体的に改憲の内容については言及しなかった。公的な場所では発言できないのである。
民進党の小西議員の憲法に関する質問に安倍晋三は、全く答えることができなかった。つまり現行憲法が有する、人権への配慮についてである。人権要綱について、何の知識も持ち合わせていないことを安倍は露呈した。13条を自民党草案はどのように否定しているかも安倍は知らなかった。『13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする.』を、自民党同案は公益優先に書き換えているのであるが、議員の指摘に質問の趣旨すら理解できなかったようである。そんなこといちいち知っておく必要などないと答弁している。
いずれにしても昨日の安倍晋三の国会答弁は最悪であった。やりたいことだけ(戦前回帰の憲法復古)飛びぬけているが、知識も知恵も教養も知能すら不足していることが鮮明に見えた国会であった。