そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

北朝鮮を抑止できない経済制裁、もういい加減に止めたら

2017-05-29 | 朝鮮半島
北朝鮮がまたミサイルを発射した。そのたびに安倍晋三は、「国際社会と協力し」、経済制裁を繰り返すことを繰り返している。今回はG7で制裁を表明したばかりである。これまでどれほどのことをやったかは定かではないが、ここまで繰り返されては、少なくとも経済制裁は効果がないということである。繰り返される北朝鮮の暴挙ではあるが、最も犠牲になっているのは、貧国の北朝鮮の更なる貧困層であろう。あのミサイル一発でどれほどの食料に置き換えることができるだろうか。
アメリカや日本の称える抑止力は何処にも働いていない。北朝鮮は核実験とミサイルの発射を繰り返すたびに、アメリカや韓国を挑発することになり、結果として更なる制裁を受けるばかりである。金正恩の経験のなさと愚行は留まることがない。
金正恩にしても国家の引き締めの効果が第一であって、まともに戦争などできる体制などではない。国民のほとんどは、明日にでもアメリカが侵攻してくると真剣に思っている。情報操作ともいえるが、金王朝のための体制と言える。経済制裁をまともに受けている犠牲者は、底辺の人たちである。体制側にすり寄る日知たちにはほとんど影響がないだろう。
かつて金体制は自民党中枢とも親交を重ねていたり、安い労働力で加工を依頼していた日本の企業も沢山あった。北朝鮮は突如として暴発国家になったのではない。G7決議は、かえって中国やロシアの存在感を増すばかりになる。国際社会の意味も恣意的に使われているだけである。
経済制裁ばかりを唱えるのは、自国の戦力増強を訴えるための隠し技としか見えない。北朝鮮には効果がないと誰もが気が付き始めている。見直すべきなのである。
コメント (3)
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