そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

トック、トックと出鱈目を並べ立てる安倍晋三の終焉は近い

2017-06-01 | アベノミクス
特区とは2003年に小泉内閣が取り組んだ構造改革の目玉として、中央官庁や業界団体の抵抗が強い規制緩和について、特定地域に絞り先行実施する実験的な取り組みを行い、その後全国に拡大するのが目的であった。経済特区、構造改革特区などがある。
取り組みは、地方一体と企業が提案し申請してこれを関係省庁が認定するというものである。認定された事業は、実験的な側面が強く、特区が取り組んだことが順調に行けば全国に展開するというものである。こうした形は提案者の地方自治体や企業が責任をうことにもなるし、提案者として取り組みとして真剣になるものである。
新たな技術や概念などが社会的に登場して、それまでの法律の範疇せは対応できないことなど、新たな事例として取り組み、やはり全国展開へのモデルにしようとしたりすることで、ボトムアップの特区である。

第二次安倍内閣が2012年に取り組み始めた「国家戦略特区」とは、アベノミクスの経済成長の目玉、経済成長戦略の一環として設けられた。国が「国家戦略特区諮問会議」を設置し、首相が議長になって規制の枠を外し、省庁の壁を越えて新たな取り組みをするというものである。従来の規制をいわば岩盤としてこれを壊してゆくというものである。「世界で一番ビジネスのしやすい環境を作る」というのである。国が主導する、トップダウンの特区である。
今問題になっている加計学園の獣医学部の新設についても、安倍晋三は、「岩盤規制に取り組んだ」と何度も同じ言葉を繰り返した。ここには、規制などどこにもない。どこが岩盤規制か判らない。これまで特区として何度も申請してきた経緯があるというが、全く異なる特区を並列するトリックを国会で述べた。バカなのか知らないのか解らないが、(多分前者であろうが)安倍内閣になって、新たに進められた国家戦略特区である。
そもそも、新たな学科を作ることが今後全国展開できるのか解らない。日本中に獣医学科を作りやすくするというのであろうか?学校を作ることが特区の扱いになる事こそが、摩訶不思議と言える。加計学園に関して特区の扱いになることが奇異である。特区の目的が全くわからない。経済成長の目玉にもならない。全くわからない。
解っていることは、ある日突如として、官邸のトップ(安倍晋三である)の意向が降って沸いたことである。今治の市会議員は、裏には首相の意向が強くあることを感じていると証言している。
森友の籠池前園長が、突如として大きな力が加わって事態が急変して学校の新設が認められた述べているが、これと全く同じである。
加計学園に関しては、当時の内容を最も詳細に知る事務方のトップの証言を、怪文書とか辞めた人物のことは聞かないとかでもみ消そうとし、懇意の読売新聞にスキャンダルを垂れ流さす。証人喚問さえ断る。
これほどまで、安倍晋三が権力をかさに自在に、学園の開設や友人に特別の計らいをやってきたことが明白になっているのに、何時までしらを切り続けるのであろうか。
アベノミクスも特定の階層にだけ甘い汁を吸わせ、格差を大きくさせるだけのものであった。安倍晋三は、所詮はお友達だけのために政治をやる。極右翼政治家でしかないのである。
コメント (4)
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