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これでは、国家戦略特区の存在の否定である。石破四条件なきなきに等しい。そもそも、僅か4万人足らずの獣医師の世界のどこに岩盤があるというのか。何度も繰り返すが、獣医師は偏在はしているが足りなくはない。安倍晋三は、四国で口蹄疫が出たらどうするか、公務員・行政の獣医師が足らないとわけのわからないことを言っている。公務員の獣医師が不足しているのは、給与と仕事の内容に問題があるからである。
獣医師会は、現職の獣医師たちの集団である。これ以上獣医師が増えると、ペットの世界が過当競争になる。そうした自らの立場を混乱のに落としけるような判断をするわけがない。酪農学園獣医学部の教授が、「獣医学科の160名もの定員は、天文学的数字である」と述べ、加計学園の応募人員数に驚きを隠さない。現状足りているのにさらに増やせという、安倍晋三の目茶目茶な発言である。
個人的な失態で、国の制度として認めた制度を、首相の立場にある人間が否定した、支離滅裂の発言である。個人的失態とは獣医師国家試験にすら合格できなかったドラ息子を、獣医大学の学長に据えたい親バカの友人のためにやった、安倍晋三の猿芝居である。そのの化けの皮が剥がれて、ご立腹の発言でる。それにしてもお粗末である。アホ丸出しの発言は、組織の長に立つ人間としての度量も見識も裁量も教養もない姿を晒す哀れさである。
経済活性がそもそもの目的であった国家戦略特区であるが、大学の新設を検討するにはそぐわない制度である。獣医師の経済効果は社会に出てからである。大学の存在は学園都市としてのイメージアップには役立とうが、金にならない。
山本大臣は、獣医師が足りないと言ったら否定されたので今度は、獣医師の質が落ちてきたと発言し、また獣医師会を敵に回してしまったが、今度は加計学園問題は終了したと発言している。
余談であるが、口蹄疫が発生すると一番厄介なのが、最も多くの産業動物獣医師を抱える北海道である。野生のエゾシカがいるからである。防疫は単に獣医師の人数の問題ではない。
加計学園の獣医学科の開設の認可を取り消すべきである。