そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「怪文書」、加計学園の獣医学科の開設の許可は取り下げるべきである

2017-06-17 | 安倍晋三
加計学園を巡る一連分取を、「怪文書」と切って捨て、出所不明の文書と決めつけていた、菅幹部長官である。内部調査で、文科省側から14の文書の存在が明らかになった。すると記者の質問に、「怪文書という言葉が一人歩きしていた」と、菅官房長官はにべもなく言ったのである。怪文書と決めつけ、何度も発言したのは官房長官である。『怪文書』という言葉にねじを何度も巻いて、野に放ったのは官房長官に他ならない。他人事のように、無責任な姿勢には毎度のことながら呆れるばかりである。

今回、文科省側から明らかになった文書に、官邸主導の恣意的な文書作成の核心をなすものが出された。石破四原則をも超える、選考基準に手書きで加筆したものである。この文書は獣医学部の新設基準として、『広域的に』獣医師系養成大学等の『存在し』ない地域に『限り』獣医学部の新設を可能とする・・・という文書である。『』内が加筆されたところである。書き加えたのは、萩生田光一内閣官房副長官であると文科省の職員の文書もある。これ以降加計学園の獣医学科開設への道が加速された。これこそ怪文書である。
山本担当大臣と本人は否定している。文科省の若者が勝手に書いたというのである。筆跡鑑定などすればわかる事であろう。文書として存在するものを、記憶にないと否定し職員に責任を擦り付けるのである。内閣府には文書は存在しないと調査もせずの反論である。
また、今治市の誘致地に関する経過文書の存在も大きい。地方のお役所にはちゃんと文書が残っているのに、中央にはないという奇怪さである。今治市は誘致問題に疑義を持つ市民が簡単に収取できている。国のトップが大騒ぎして、こんな大事な経過すら残していないとはあり得ないことである。森友の時も同じである。ただし、政府に都合がよい文書はすぐに見つかっている。都合の悪いところは、記憶にないを繰り返す。文書がないそうである。
ボトムアップの民主党政権時代からの特区の申請と、安倍政権下の首相主導のトップダウンの制度とは全く逆であるが、同列にして民主党の批判を繰り返す。
この文書の存在が明らかになったことで、<獣医学科新設の根拠>と<加計学園に決定した根拠>が、安倍晋三のお友達以外の理由はなくなった。加計学園の獣医学科新設を中止するべきである。
コメント (1)
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