そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「印象操作」と質問を見下すが、むしろ印象操作は安倍政権の得意とするところである

2017-06-09 | 安倍晋三
加計学園民進党の宮崎議員が質問してる最中に「いい加減なことばっか言ってんじゃねえよ!」とかヤクザみたいなヤジを飛ばす安倍晋三の声が閣僚席から聞こえた。更に終了まぎわには、「くだらない質問で終わったね、また」といったのである。予算委員会男と思っているのか、野党を侮辱する下品極まりない野次である。安倍晋三は自分に向けられた野次は非難し指して咎め時間稼ぎをするが、野党の野次には過敏に反応する。

このところ不利になると質問に対して、「印象操作だ」と再三質問者にクレームをつける姿がある。
しかし、「印象操作」がお得意なのは安倍晋三である。兵器を、”防衛整備品”と呼び変えたのが典型である。兵器は人を殺す道具であることを隠蔽する言葉である。防衛整備品ならあってもいいかと思わせる、印象操作である。
その結果、兵器や武器の研究開発を促し、輸出に向けての手助けをするのである。日本は死の商人の手助けをすることに、国がお金を出す国家になった。
安保関連法を「国際平和支援法」と名付けたのも、集団的自衛権容認の戦場の拡大を「積極的平和主義」に基づくなどというのも、明らかな印象操作に他ならない。
共謀罪を「テロ等準備罪」と名称変更も、印象操作に他ならない。実際テロはこの程度では防げないということは、参議院で金田ひょろひょろ答弁大臣でも認めている。テロ防止に名を借りた、政権の国民監視社会への一歩に他ならない。

今日(9日)松野文科大臣が、獣医学部設置に関する内部文書の再調査をすると、真逆の方針転換を発表した。内部の隠蔽工作が終わったということであるか、それとも都議選を睨んでの一旦引くと見せただけなのかは、前川前政務次官などの証人喚問に応じるで判断できる。前日の菅官房長官の、「出所不明の怪文書」と強く突っぱねた会見は何だったのであるか。それとも、印象操作に幹部長官は失敗したのであろうか。
コメント (10)
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