そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

トランプの言い訳を他国には認めさせないアメリカ第一主義

2018-10-28 | 戦争

冷戦が終わるころの1987年12月に、アメリカ大統領のレーガンとソビエト連邦共産党書記長のゴルバチョフによって、INF(Intermediate-range Nuclear Forces)条約は、ワシントンで批准された。際限ない軍事拡大に歯止めをかける、崩壊直前のソビエトっをはじめとする社会主義国の弱体が背景にあったとはいえ、画期的な条約であった。
中距離核戦力全廃条約と訳されるこの条約で両国は数千発のミサイルを破棄し大きな意味を持っていたといえる。それぞれの国家が、イデオロギーを背景にした相手国を上回らなければ意味がないジレンマに陥る拡大競争を続けていたのである。
今回トランプはプーチンの奸計に載せられて、先に条約の廃棄を言わしめた。昨日アメリカで銃の乱射事件があってが、トランプは、「警備がもっと強力な銃を持っていれば防ぐことができた」と言いたのである。この言葉こそがトランプの本質である。今度は犯人がもっと強力な銃を持つことを想定していないのである。
条約の目的を達成しようとするなら、条約を守るようにロシアの忠告するのが先である。それは、周辺関係国が批准したイラン核合意で、トランプが離脱に理由にした時にもなじことを理由にした。イランが守っていないというのである。離脱以前にイランに確認するべきであるし、他の国に確認するべきである。
トランプはアメリカを、核の力で世界の名手担い続けていたいのである。でなければ核至上主義者ともいえるボルトンを補佐官に招へした意味がない。軍事産業を振興し、アメリカ第一主義を力で示したいのである。それが力のバランスを欠くことになることなど考えもしない。
トランプは自分の倫理を他国が主張するとどうなるかは考えていない。かつてのイデオロギーのためという、虚構の論理は愛国心に置き換えられた。
核廃棄条約が国連で可決し、世界各国が批准する中、核大国は更なる強大化を目指す不条理。それはロシアも同じである。中国も同床同夢にある。彼らの夢をとランプは更に大きくさせるのである。際限ない軍事拡大への道をトランプは開けたのである。世界を愚か何破滅へと向かわしめる。
コメント (2)
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