現役時代から、幼稚で無神経な的外れの発言を繰り返えす、元総理の森喜朗が、安倍派のパーティ券裏金づくりが明るみになると知って、高級介護施設に夫婦で突如入居したのが昨年11月末である。多少は拙いことしたと思っているのであろう。森は、以来一切の報道からの質問に答えることがない。
キックバックの前に、中抜きになる売り上げの過少報告に、森喜朗は代表していた時代に決めていたらしい。
安倍派のパーティー裏金事件を巡って、東京地検特捜部は正月休みを返上して捜査を続行している。なんとか森喜朗のしっぽくらいは掴んでいただきたいものである。折角地元で大震災が起きているのに、人前に出てくるいいチャンスだ。
事情聴取された議員によれば、特捜部は議員本人よりも森喜朗との関係をしつこく聞いていたというのである。森喜朗が派閥の意思決定に関わっていたのかというのである。森喜朗自身が、中抜きやキックバックのピンハネをしていたようなのである。
「いずれにせよ、特捜部は森さんが裏金化スキームを知り得る立場にあったと睨んでいるのでしょう」とは、官邸事情通の話である。
東京オリンピックでも、200万円の現金授受が確認されている。立件もされない。パソナも同様であるが、どうして立件も出来ないのか不思議でならない。
今回も時効の壁が森喜朗に有利に働く可能性すらある。次善の策として、安倍派の解体しかなかろう。