沖縄県の米軍施設で11日までに60人以上が新型コロナウイルスに感染している。玉木知事はクラスターが、普天間とキャンプハンセンにクラスターが発生しているとし、アメリカ軍に閉鎖をするように国に要請することにした。
安全保障を軍事力でしか語ることの出来ない現政権の対応が見ものである。地位協定によって日本の方が及ばない彼らであっても、ウイルスには国境も法律の壁などあるわけない。
玉城知事は「急激な感染者の増加に衝撃を受け、短期間で多数発生したことは誠に遺憾だ。米軍の感染対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と語っている。玉城知事は11日中に在沖米四軍調整官と電話会談する方針とのことである。感染者数の公表や本国からの移動停止、海兵隊のローテーション配備の人数公表、医療体制に関する情報提供なども求める方針である。
4月にアメリカ軍は新型コロナウイルスに関する情報を今後は公表しないとの方針を打ち出している。日本政府は注文を付ける術を持たない。
感染者60名とする数字も憶測でしかなく、アメリカ側具体的に示されたものでもない。米軍基地がクラスターになって、沖縄に存在し、何も打つ手がなく情報開示もない、これで安全保障といえるのか不思議でならない。