統一教会(現世界平和統一家庭連合)を巡る問題を受け辞任した山際大志郎前経済再生担当大臣が、10月28日付で党の新型コロナウイルス対策本部長に就任したことが明らかになった。辞任の4日後であるが、懲りない面を見てみたい
この男こんな重要なポストに就任したって、決まったことや会議での討論経過など忘れるよ。就任会見は気が引けたのかやっていない。
そもそもが、経済担当大臣だってロクに取り組めるような状況ではなかった。統一教会との、深ーい深ーい関係が次々と明らかになっても、知らぬ存ぜぬを連発した、不届きものである。結局辞任はしたが、統一教会への自信の評価は何もない。
「写真があるから行ってたんでしょう」がせいぜいの、統一教会との接点を認める言葉であるのが、情けない。国民の負託を受けている人物の姿勢とは思えない。
本来なら大臣辞職どころか、議員バッチの返上をするべきである。嘘をついてとぼけ通す、バレると記憶になかったとか言い訳をして、嘘を平気で言い続ける。そしてせいぜい現職を退き、ほとぼりが冷める頃を見計らって、再登場する。この嘘をつき通すのは、安倍晋三が自民党に定着させた今や文化でもある。
小沢一郎は、「もはや喜劇である」「国民にとっては悲劇である」と皮肉っているが、国民を馬鹿にした話である。甘利明だって一年間、仮病で逃げ通しその一年後に党の選対として復帰している。
山際は余程の大物であるのか、それとも単なる岸田の寵愛か。いずれにしろ馬鹿げた人を食た人事である。