そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イスラエルはガザ攻撃の終末を迎えようとしているかに見えるが、新たな始まりに過ぎない

2024-03-16 | 中東
米軍機が撮ったガザの破壊されつくされた町並みである。ガザの死者は3万人を越えているようであるが、それ以上に深刻なのが、食料不足である。世界では飢餓線上似るのは13万人であるが、ガザだけで50万人を越えようとしている。ガザ以外の世界の飢餓人口の4倍にもなる。
アメリカが人道支援として空路食料を投下したが、それに集まった無防備の人たちを、イスラエルは空爆している。誰も止められない、ユダヤ人のジェノザイド行為といえる。
ガザの人達は若い。平均年齢が19歳ほどである。220万人の人口で、毎日180人の出産がある。そして100万人の女性が国外脱出を希望しているという。イスラエルの思うつぼである。しかしながら、その受け皿がない。受け皿になる可能性は隣国の、イスラム国家のエジプトしかない。
砲弾以外の死はカウントされていない。イスラエルによる正確な殺害人数は不明である。3万人を越えるのではないか。
イスラエルのハマス壊滅は、再興を遅らせることにはなるであろうが、壊滅は起きるわけがない。北部西岸地区も含めて、イスラエルの国際法を無視した侵略行為は、いよいよ週末を迎えつつあるかに見えるが、パレスチナにはイスラム国家の巨大な存在がある。


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