新元号をめぐって詐欺が起きているそうである。「元号に合わせてキャッシュカードも変わります」、「新元号キャッシュレスキャンペーンが始まります」などといって、お年寄りなどに、お役所や銀行などを装って振り込ませたりするのである。新元号詐欺と呼ばれている。
しかしそれも、安倍晋三とその取り巻きの新元号キャンペーンに比べれば犯罪性の有無はともかくとして、彼らの詐欺行為など可愛いものである。
元号法は昭和天皇の高齢化に伴い設置されたものである。大した規定などない極めて新しいものである。元号は天皇一代に固有のものでもなかった。事件など忌み嫌う事件が続けば、簡単に改元していた。昭和などはいったん発表していながら、簡単に変えてしまっている。
今回の新元号騒ぎにはマスコミが大いに煽っているところがあるが、何よりも政権側がここぞとばかり野党が反論できないことをいいことに、元号発表の後にも意味もなく安倍晋三が長々と記者会見している。僅かに立憲民主の政調会長の辻本清美が、「総理が目立ちすぎやわ」と言った程度である。憲法で禁じられている皇室の政治利用としか見えない。
本ブログの予想区通り、直前の38%ほどの内閣支持率が一気に53%を超えるまでになっている。なんとノーテンキな国民であるかと思うが、そこをすっかり見込んでの安倍晋三のパフォーマンスである。政権の失政すら覆い隠す、政権主導の新元号フィーバーはありがたい。
これぞ正真正銘の、元号詐欺といえる。
朝の道新にも書いていたが安倍への忖度をうかがわせる様な記事を平然と書いている。
あの山中 伸弥までもが政権に丸め込まれている姿が情けない。