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アフガニスタンで殺害された「ペシャワール会」の医師の中村哲さんに対して旭日小綬章を感謝状を添えて今日(27日)授与した。安倍晋三は中村さんの奥さんと娘さんに感謝状を添えて手渡し「アフガニスタン国民や難民のための医療活動、かんがい事業などで輝かしい業績を上げ、国際人道支援に多大な貢献をした」と述べたが、空々しく違和感が拭えない。
ペシャワール会を言葉で褒めるより、政府としての何らかの実質的な援助があっても良かったはずである。敵にはできないという、政治的思惑、ポピュリズム判断だろう。中村氏の憲法九条への思いは強く、日本にはこの憲法があるから海外でも特別な存在だと、常日頃述べられていた。武力では何の解決にもならない。新たな憎悪を生むだけだと述べている。安倍晋三は真っ向から、恥ずかしい憲法とこれを否定し続けてきた。そして九条に反する法案を強引に通している。安倍晋三に中村哲氏を、表面評価するしか手はない。
昨日今日と安倍晋三は、経済団体に対して、 賃上げの要請をお願いしている。一見国民よりの姿勢で評価しなければならないような気がするが、格差社会を生み実質賃金が低迷していることを認めたことを意味する。それは政策の失敗であろう。アベノミクスの失態に触れることなく、一見美談に仕立てているが本来は愚行なのである。内部保留を吐き出す政策こそ求められるべきなのである。
今日は、就職氷河期の世代を積極的に採用し、3年で30万人の雇用を促すととのことである。これは少々古いとはいえ、彼らを救済できないほど経済状態が最悪なのである。戦後最長の景気ならこんなことなど起きるはずがない。一見美政策に見えるが、アベノミクスの失政を隠すためのものでしかない。
この手の、内実は全き逆であるのに、大向こうを喜ばせるような穴埋め政策やパフォーマンスが安倍晋三は得意なのである。それと虚言で生き延びているのである。
中村哲氏の爪の垢でも煎じて飲ませたいものである。
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中村氏の家族が勲章を受け取りに上京されたことがよう分らん。面と向かって安倍晋三から手渡されることだけでも避けてほしかった。
国会が閉会すると矢継ぎ早に抜け駆け的に施策を打ち出しているが、やったぞ感を増幅させているだけだ。
年明けの通常国会までにIRと桜の始末が不完全ならば解散総選挙に打って出るだろうが政治情勢を転覆させるだけの力は今の日本国民には無いだろうな。
前述の中村氏の家族でさえ国家の勲章を拒まないことがそこにある。