韓国の口蹄疫の拡大が止まらない。7日現在で。殺処分された家畜が100万 頭を超えた。韓国では昨年6月に終息宣言をしたばかりで、11月に再発が起きて40日を越えたが、拡大が止まることをしらない。慶尚北道に始まり、韓国の中 央部から、北朝鮮との境界まで広がっている。
11月28日以降で、発生農家が99事例となって、殺処分農家が3096戸で対象家畜は、107万5015頭になった。獣医師不足や初期対応などに問題があった言われている。12月25日からワクチン接種を行っているが、対象家畜の6割にも満たない現状である。
ところがここに来て、7日に口蹄疫の清浄地域の南部から、鳥インフルエンザの発生が全羅南道の鴨農場で発生があり、半径500メートルの農場の鳥が8万4000羽が処分された。発生農家で異常があったのは12月28日であったから、10日間も放置されたことになり、初動対策が不十分であったことになる。この他渡り鳥でも高病原性の鳥インフルエンザが確認されている。周辺は養鶏地帯であり、今後の発生が憂慮される。
大陸との交流が格段に日本より多い国である。口蹄疫にはほとんど無策の中国やモンゴルからの、人的な持ち込みが懸念されている。大型経営や家畜の移動などが更に閣下させる原因になっているのではないか。韓国の畜産の基盤が大きく揺らいでいる。