日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

またまた逆行して、研修旅行のスタートシーン。

2018-06-19 19:44:58 | 私の雑感あれこれ
観光バス1台で行きます。
バスはぐるりと地域を一巡りして、7か所のポイントで合計約50名の参加者を乗せてから目的地に向かいます。

9人がわたしたちのところではバスを待機。
片道2車線の大通りの停留所が待合スポットです。
でも、そこはまぶしい朝日が当たるので、陽射しを避けて、大きな駐車場をはさんだスーパーの入口にある椅子に腰かけて、バス時間までの10分ほど待っています。

多分冗談です。
「○○さん、バスに(メイン道路の停留所ではなく、今待機している)ここまで入ってきてもらうように言ってよ。そうすると助かるよ。これからはそんなふうにお願いしてよ。○○さんなら意見を通してもらえるでしょ。オレらと違って、、、」と。
ちなみに、○○さんは、その50名ほどの会の幹部の方です。

ワタシ、嫌な会話だな~、と思いました。ゲンナリ



そのあと、もう時間だから停留所のところに移動しよう、とみんな立ち上がったり動き出そうとしました。

すると、今度は○○さんが「なんで、もう?まだバスが来ていないじゃない」と。

だって、駐車場をはさんでの距離ですから、10メートルは歩かないといけません。だから、時間になったし移動しようという動きなのに、

「バスが来てからじゃダメ?」と。

えっ、もう5か所を回って、たくさんの人が乗っているのに、少しでもスムーズに移動するために、スタンバイしておくべきでは?と思うのだけれど、来てから動きたい、のです。

またまた、ワタシ、嫌な発想だな~、と思いました。

体力がないのかもしれないけれど、団体行動することが分かっていて、こんな考え方が出るタイプには距離を感じてしまいます。

今、二日間のことを思い返すのですが、もし、こういう方たちとの接点があるのとないのとでは、それでもそういう人もいるということを知るにはいい機会なのだと思います。
勿論、全部が全部、こんな、ついていけない、というタイプではありません。
でも、こんなタイプも混在しているのが社会だということを学ぶためには、よい場所だと思うのです。

福祉関係のボランティア組織ですから、基本的に善意の人のはずですが、そのレベルでこんな声を愉快にくったくなく発する(冗談?)ひとがいる。もちろん、私は聞き流すだけですが、世の中の一面なのかしら、と勉強です。

ひとそれぞれですが、人と接するのが嫌いじゃないのが自分かな。

嬉しいこともあるのですよ。

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順不同ですが、ワイナリーのこと。

2018-06-19 19:21:49 | 私の雑感あれこれ
スタートして最初に立ち寄ったのは、県内のワイナリーでした。

障碍者さんがブドウ栽培、収穫、発酵、瓶詰と手工業規模で行程を担っています。
平均給料月額が46000円とのこと。全国平均は2万円にみたないので、随分の好成績です。
将来的には、月額10万円の給料を支払い、障碍者手当と併せると自立できる、というレベルに持っていきたいとのことでした。

なぜブドウを売らないでワイン製造か、というと、ブドウのままで販売するよりも利益率が高いから、という理由らしいです。
ブドウというのは、自然のままでも酵母を持っているので、ブドウジュースのままよりも、ワイン状態のほうが管理しやすいのだそうです。知らなかった~。

試飲もさせてもらいました。
赤、白、ロゼ。

ワインが飲める人になれたら、という下心もあったのですが、やっぱりダメでした。笑

一番フルーティーで飲みやすいというロゼを1本お土産に買いました。

ロゼって、どうして作るかご存知ですか?

赤ワインと白ワインをいい具合にミックスする?程度にしか思っていませんでした。恥?

白ワインは、グリーンのブドウをつぶして、皮と種を取り除いてから発酵させる。
赤ワインは、赤いブドウを皮と種もそのままにして発酵させてから、あとから皮と種を取り除く。
ロゼワインは、赤いブドウを白ブドウの作り方と同じ、皮と種を取り除いてから発酵させたもの。

ふ~ん、了解、です。

ブドウ畑も見学しましたが、それなりの粒の房ができていて、一つ一つ雨よけ(?)の傘をかぶっていました。

ちなみに、ワイナリーまでは各自で通勤しなくてはいけません。

3か所の地下鉄の駅前まで送迎バスが出ているそうで、福祉給付金だけに頼って生活するよりも、よほど良いことのように思えました。

月額10万円が達成できたらいいですね~。
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研修で体験。

2018-06-19 06:11:56 | 私の雑感あれこれ
取り急ぎ、今朝(火曜日)の朝に記す。 

日・月と年1回の県外研修でした。
研修内容は
日曜日
①障碍者で構成されているワイナリー:30分の施設運営などに関する講義あり
②神戸市の「人と防災未来センター」:23年前の阪神淡路震災体験者(語り部さん)の話を30分聞く
月曜日
③北淡震災記念公園見学:同じく体験者の話を30分聞く

②の語り部さんは、震災当時、牛乳製造会社の経営者で現在86歳。朝の早い仕事のこともあり、会社に出勤途中で地震に遭われています。
長年の語り部経験でしょうけれど、声に張りがあり、よどみない、誠実な語り口は、訴えてくるもの多し、でした。
実は、このセンター訪問は2度目。もちろん語り部さんは別の人です。それぞれの方の体験話に圧倒されます。
で、再現映像もみます。当時の写真の陳列も眺めながら2時間館内で過ごしました。

震災が起きると、ライフラインがストップ。電気も点きません。そんな中でも逃げられるように、寝るときは翌朝にきる服を枕元に置くように。 話を聞きながら、即、実践できるアドバイスだと思った一つです。

勿論、再現映像は天災の破壊力の凄さにのけ反るばかりでした。

で、翌朝。4人部屋で起床。
あらっ、ワタシ、さっそく翌朝の衣類を枕元に、を実践していなかったわ~、(研修がやくににたっていない)と言ったら、ほか3名も同じ、それなりに反省。汗

8時15分ホテル出発予定。そろそろロビーにと荷物の準備を終えたところに、チャイム用の音声が。これ何?誰かのスマホ?と思ったのは一瞬、グラグラ説きました。あらっ、地震。どうしたらいいの?どうするのが一番いいの?と荷物を手に迷っていました。
テレビを見よう。テレビは地震速報というか赤い画面で地震速報報道中でした。
トイレ、トイレがいい(※)、といった人がいたけれど、ちょうどトイレは使用中。苦笑
(※)私も子供のころに、トイレは四方に柱が入っているから、地震の時はトイレに、と教えられた記憶があります。それを言った人も私と同世代。

そうこう慌てふためくうちに、揺れはおさまり、ひとまずロビーに向かいました。
わたしたちの部屋は2階。最初に部屋に入ったときはエレベーター直近で便利ね、と口したほど、部屋を出てすぐがエレベーターでした。

で、ここで、チラッと確かに頭に浮かんだのです。
地震の時はエレベーターを使ってはいけない、と。

階段を探すべきだ、と。

ところが、すぐにエレベーターが開いて、柔和な顔の会長さんがひとり、乗っておられました。
・・・
・・・

つい、つい、足先を翻さないで、ワタシ、乗ってしまいました。 → 反省
自分で、自分が嫌になりました。(勿論、ほかの3名も、なにも疑問を口にしないでエレベーターです)


9時早々の渦潮見学をはさんで、その後は北淡震災記念公園に向かいました。

ま、気を取り直して(次は同じことをしないと決めて)、語り部さんの話に耳を傾けました。
75歳の男性の語り部さんは、23年前、フェリーの船長さんで、震源地の真上の船上であの地震に遭われた方でした。
その時の船での体験、そして被災直後の被災者の行動、混乱の話題が印象に残っています。
被災した多くの地域を見ているけれど、大勢の人をできるだけ混乱少なく誘導するには、強いリーダーの存在が欠かせなかった、と語られました。指揮系統がしっかりしているところほど、物品の行き渡り方や、衛生環境の混乱具合の解決が早かったように思う、と。


やっぱり、体験者の語り、は説得力があります。
※ 福島の被災地研修に行った時の語り部を含め4人の方から聞いた話がいまだに心に残っています。

そして、移動のためバスに乗り込んだところで、

今朝の地震で大阪の被害状況が入ってきました。
研修箇所はすべて終わって、神戸で昼食をとって帰路に就く予定なのです。
神戸への道路は通行止め、とのこと。
アレレ! です。
何人かはスマホで道路情報のチェック。あっちもこっちも、どんどん通行止めの黒線になっていくます。
引率担当者から、帰路のルート変更と昼食場所の変更の案内がありました。
楽しみにしていた人もいる、神戸牛ステーキはふっ飛びました。笑

東方向が帰路ですが、バスはどんどん西へ向かっていきます。
なんだか妙な気分。
アレレ、これって、私たち帰宅困難者になっちゃっているのね~、と。

携帯で家族へ連絡するもの多数。

ま、事故に遭ったわけではありませんから、帰宅時間が遅くなる、という連絡です。

配偶者から、大丈夫?というメールが来たとか、来ない、とか、が車内の話題になったりする程度で、安全を運転手さんにお任せ状態です。

バスの進路は西から北へと進路を変えて、日本海側を目指しました。思ってもいないところのパーキングで休憩。苦笑

で、ワタシ、北陸のますの寿司も調達しました。

それが、今朝の朝ごはん。

お亡くなりになった方もいるというニュースもバスの中のテレビ画像で見ました。

被災地研修に行って、地震で遭い、こんな形の帰宅困難者ななるとは!

話題にならないけれど、これまでの地震の際にもこんなケースがあったんだろうと思った次第です。










コメント (4)
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