2016年夏のプサン訪問時、プサン駅前の食堂で出会ったロシア美人の
影響なのであろうか?
我ながら、中高年男の心理は不可解だ。
いずれにしろ、「ヲタク」は、プサンからの帰国後、一念発起し、新しく
ロシア語の勉強を始めることにした。
と言っても、到達目標はあくまで初級レベルなので、韓国語の学習を
兼ねた、暇つぶしのような学習だ。
学習には、YouTubeに投稿された京畿教育インターネット放送(現在
放送中止)のロシア語講座を活用している。
初級講座(1回約20分、全20回)だけを繰り返し受講しているのだが、
現在、3回目の受講に入っている。
この講座を10回くらい繰り返し聞いて学習すれば、おそらく
初級レベルはものにできるのではないかと考えている。
講師は、公立高校(韓国京畿道)のロシア語の先生。
毎回の講義が決まって教訓(説教?)めいた長いあいさつで始まる
のは、少しウザいが、講義内容自体は、充実しているし非常に
わかりやすい。
現在、韓国語のレベルが中級程度以上でロシア語にも関心のある
人には、おススメの講座だ。
(終わり)
韓国行政自治部の統計によれば、2015年1月1日現在、韓国には
朝鮮族を中心に95万3000人の中国人が住んでいる。
そのおよそ3分の1に当たる33万人がソウルに住む。
さらに、その約6割に当たる18万8000人が、加里峰洞と
大林洞を核とする5区(永登浦、九老、冠岳、衿川、銅雀)内に
暮らしている。
△ワウソウル地図より
韓国国籍取得者を加えると、実に21万人を超える中国出身者が、
5つの区の要(かなめ)部分に当たる特定のエリアを中心に暮らして
いることになる。
△加里峰洞中国人街(Daum地図)
加里峰洞や大林洞の中国人街の様子が、規模や密集度の点から見て、
他地域の中国人街とは別次元の様相を示しているのも、うなづける。
△大林洞中国人街(Daum地図)
ここで、今一度、加里峰洞と大林洞の中国人街の形成過程にかかわる
重要なポイントに立ち返ってみる。
△NAVER地図より
旧・九老工業団地を中心に、その南側に加里峰洞が、そして北側に
大林洞が位置している。
1960年代の後半以降、韓国工業化の先駆地であった工業団地が、
90年代以降、朝鮮族を韓国に呼び込む窓口の役割を果たしたのだ。
今後、もし、加里峰洞と大林洞の中国人街がさらに拡大し、一体化して
行くとすれば、その街は、旧・九老工団を包み込むような形で発展して
行くことになる。
駆け出しの朝鮮族ウォッチャー(「ヲタク」のこと)として、今後の
進展を注視して行きたいところだ。
(終わり)