福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国の「福岡100円女」

2016年10月31日 |   〇日本を読む

今年の8月中旬から2か月以上も、福岡市の繁華街で韓国人観光客
相手に、物乞い生活を続けていた40代の韓国人女性がいた。

自身の窮状を訴えた後に決まって「100円ください」と物乞いする
ので、韓国のSNSなどで「후쿠오카 100엔녀
(福岡100円女)」と
して、ちょっとした有名人になっていたらしい。


その彼女が、一人の旅行者から情報提供を受けたMBCテレビの
取材陣や
領事館職員の助けで、この10月末、無事、韓国に
帰国できたとのこと。


「ヲタク」は、彼女を取材したMBCの番組(録画)をYouTubeで
見たが、何とも痛々しい内容だった。

「ヲタク」には、彼女の福岡市での行動が、単なる現実逃避からの
脱線行動とは思えなかった。

ゴミの一杯詰まったショッピングバッグを4つも5つも両腕に
抱え、福岡市の繁華街をさまよい歩く彼女の姿は、明らかに
精神に変調をきたした人の姿だった。

彼女が毎晩のように、たくさんのショッピングバッグ(ごみ袋)と
いっしょに朝方まで仮眠をとっていたという博多のコーヒーショップは、
なぜもっと早く、警察に相談しなかったのだろうか?

博多の街には、それっぽっちの人情もなかったということか。

福岡県民の一人として、実に情けない。

(※執念深い「ヲタク」は、MBCの番組ではボカシ入りで登場して
いた博多の某コーヒーショップを、いくつかの手がかりを元に
Googleのストリートビューを駆使し、探り当てたが、ここでその
店名を公表することは控える。)


今はただ、彼女が韓国でゆっくり体の疲れと心の傷を癒してくれる
ことを祈るしかない。

ここでは、ソウル経済新聞の記事から、一部を翻訳練習させてもらった。

・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・

‘리얼스토리 눈’ 후쿠오카 100엔녀, 한국 돌아오지 못하는 사연은?
MBC「リアルストーリー eye」福岡100円女、韓国に帰れない理由とは?
(ソウル経済新聞 10月26日)

‘리얼스토리 눈’이 후쿠오카 100엔녀를 추적했다.
「リアルストーリーeye」が「福岡100円女」を追跡した。

26일 방송된 MBC ‘리얼스토리 눈’에서는 최근 SNS상에서 화제를 모으고
있는 ‘후쿠오카 100엔녀’의 사연을 소개했다.
26日放送されたMBC「リアルストーリーeye」は、最近、SNSなどで
話題を呼んでいた「福岡100円女」を追跡取材し紹介した。

일본 남서쪽 규슈 지방에 위치한 관광도시 후쿠오카는 오사카와 도쿄 다음으로
한국인들이 많이 찾는다. 이곳에 한국인 관광객만을 골라 100엔을 구걸하는
여인이 있다. 여행객들 사이에서 ‘후쿠오카 100엔녀’로 유명한 그녀는
밤낮 할 것 없이 선글라스를 낀 채 양손 가득 무거운 쇼핑백을 들고 다니며
구걸을 하고 있다.
日本の南西に位置する九州の観光都市、福岡市は、東京や大阪に次いで
韓国人が多く訪れる都市だ。その福岡市で、韓国人観光客ばかりを呼び止め、
100円を物乞いする韓国人女性がいる。旅行客らの間で「福岡100円女」
として有名な彼女は、昼夜を問わずサングラスをかけたまま、両腕一杯に
(※ゴミの詰まった)重いショッピングバッグを持ち歩きながら、物乞いを
している。

-略-

그녀가 일본에서 하루 종일 구걸을 해서 모으는 돈은 대략 500엔 정도.
그렇게 모은 돈으로 두유를 사서 끼니를 대신하고 있었다.
彼女が日本で1日中物乞いをして手にするお金は、およそ500円。
そうして手に入れたお金で豆乳を買い、食事代わりにしていた。

-略-

결국 가족들은 선희씨를 만나기 위해 일본 후쿠오카를 찾았고 영사관의
도움을 받아 선희씨는 가족들과 함께 한국으로 돌아갈 수 있게 됐다.
結局、家族らは彼女に会うため福岡を訪れ、領事館の援助を受けながら、
彼女は家族といっしょに韓国に帰ることができるようになった。



(終わり)



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延吉空港と仁川空港

2016年10月31日 |   〇朝鮮族と高麗人


△延吉朝陽川空港ターミナル(百度地図より)

現在、韓国に暮らす70万を超える中国朝鮮族の多くが、故郷との

往来に利用していると考えられるのが、仁川(インチョン)-延吉間の
航空便だ。


△Google earthより

延吉朝陽川空港は、延吉市の都心部や鉄道の延吉駅とも近く、非常に
便利がよさそうな空港だ。



ここでは、NAVERの航空券購入サービスを利用し、同空路の現状の
一端を探ってみた。



現在、インチョン-延吉間の空路には、韓国2社、中国2社の計4社が
1日5便の飛行機を飛ばしている。



片道2時間半前後の空の旅だ。

同じ条件(11月5日発12日着往復一般席、直行)で便数だけを見ると、
上海(19便)や北京(16便)には遠く及ばないまでも、東北部の大都市である
大連(9便)や瀋陽(8便)とは大差ない路線に成長していることがわかる。

直行便の数だけを見ると、すでに吉林省の省都である長春(3便)は
超えている。

ちなみに同じ条件で日本の福岡は17便、大阪は14便、東京は成田21便、羽田
2便という結果だった。



(終わり)



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