福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

慶尚道方言を博多弁に

2017年06月15日 |   〇政治・経済

外国語の方言を日本語に訳すのは至難の業(わざ)だ。意味を
伝えるだけなら簡単な話だが、問題はそのニュアンスだ。

得(え)てして無教養で下品なイメージと結び付けられることの
多い方言ではあるが、標準語のように国家による庇護を受けて
いないだけで、言語の持つ価値としては、本来、標準語も方言も
等しく尊い。

さて、大邱(慶尚北道)の地域紙、毎日新聞に掲載された次の風刺
漫画である。


△(大邱)毎日新聞 6月15日

使われている言葉は慶尚道方言。

「ヲタク」は、この方言をあえて博多弁(なんちゃってレベル)に
訳してみた。



「ヲタク」は博多で暮らした経験があるとは言え、もともと北九州
地方の郡部出身なので、博多弁は母語ではなく、聞いて理解できる
くらいのレベルだ。

しかし、最近、全国レベルでも、カワイイ方言として脚光を浴びて
いる(?)博多弁なら、この風刺漫画に登場している老女の方言の
ニュアンスが、うまく伝わるのではないかと考えたのだ。

個人的には、実にうまい訳だと、一人悦(えつ)に入った福岡県人の
「ヲタク」であった。




△「久しぶりに曜水の曲を聴いて
涙ぐむのはやめてっちゃ...。」





△「用水ちゆったらくさ、この歌しか
なかろうや」



△「洋水ちゆうたら、やっぱ、この曲ばい」



(終わり)





参加カテゴリ:地域情報(アジア)