福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と嶺湖南連合

2020年11月23日 |  ┗注目女優
기막힌 사내들  「呆れた男たち」 〇〇---
(1259)



1998年に公開されたハートフルコメディ。

国会議員連続殺人事件を解決するために、ドジな
刑事らと無実の容疑者らがドタバタ劇を繰り広げる。


△ドジな容疑者の1人娘はカトリック系児童施設の先生<映画より>

この映画で印象に残ったのは、偶然、最後に逮捕
される真犯人の2人組。


△娘を演じた女優はオ・ヨンス<映画より>

と言っても、映画に2人組の姿は一切登場せず、
登場したのは時折、2人組が電話で話す声(会話)
のみ。

2人組は、濃い慶尚道(嶺南)方言と全羅道(湖南)
方言を話す中高年男のコンビ。


△電信柱を背景に2人組の会話には標準語の字幕が<映画より>

本来なら噛み合うはずのない2人の会話が、
一種、独特で不思議な雰囲気を醸し出していた。


(終わり)

韓国映画と軍用ナイフ

2020年11月23日 |  〇映画・映画音楽
특수요원 「特殊要員」  〇〇---
(1258)



2020年に公開されたインディーズ系のアクション映画。

韓国情報機関の特殊要員が北朝鮮に潜入し、生物
化学兵器の開発責任者を韓国へ連れ出す。

38度線(軍事境界線)の山岳地帯を徒歩で越えようと
する2人に、北朝鮮の特殊部隊が襲い掛かる。


△軍用ナイフを構える主人公<映画より>

お互い銃が使えず(南北政府とも38度線付近での
トラブルの表面化を避けたいがため)、軍用ナイフ
だけを使った無音の戦闘シーンは、緊迫感があった。


△38度線を越えることに成功した2人<映画より>

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、そこそこ
見ごたえのある映画だった。


(終わり)

韓映画と未来の失業者

2020年11月23日 |  〇映画・映画音楽
구직자들   「求職者たち」  〇----
(1257)



2020年に公開された実験的な社会派映画。

急激な人口減少により、一旦、破綻した人間社会が
人工人間の力を借り、21世紀の人間社会の再建を
目指している200年後のソウルが舞台。

失業中の中年男と人工人間の青年が、生きるために
仕事を探しながら、様々なテーマについて意見を
交わす。


△200年後のソウルで語り合う中年男と人工人間<映画より>

そして、彼らの会話の途中途中に、40人前後の
市民のインタビューが挿入される。

時間を超越した視点から人間の価値や社会の在り方に
ついて考察しようとする作品のようだが、物語の設定に
無理がある上に難解な面もあり、「ヲタク」の趣向には
全く合わない映画だった。


(終わり)