福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャジャン麺の登場頻度

2021年03月24日 |  ┣記録のチャジャン

△「ベテラン」(5位)より

ブログ主の観察が正確ならば、2021年3月現在、韓国映画の歴代観客
動員数の上位10作品(韓国映画振興委員会統計資料)のうち、劇中に
何らかの形でチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場する作品が
合計2本。

上位20作品で見れば合計6本(下記資料の赤丸)。


△観客動員数上位20作品<韓国映画振興委員会21年3月>

これはつまり、これまで大ヒットを記録した観客動員上位20作品の韓国
映画のうち3割の作品にチャジャン麺が登場する、という計算になる。


△「弁護人」(13位)より

また、上位20作品の中で、時代劇や舞台設定が韓国外の作品を除いた
現代劇のジャンルに限ってみれば、その割合は実に4割に高まる。

日本映画やハリウッド映画の場合、特定の食べ物がこれほどまでに高い
頻度でスクリーンに登場することなど、ないのではなかろうか。

やはり、韓国映画とチャジャン麺の関係は尋常ではない。


(終わり)

元大統領とチャジャン麺

2021年03月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
2013年に公開され、1100万人を超える観客を動員した
大ヒット映画「弁護人」(鑑賞番号35)。


△プサンを舞台に弁護士として民主化運動に身を投じた主人公<映画より>

ノ・ムヒョン元大統領が、弁護士として約束された
平穏で裕福な未来を投げ捨て、人権派弁護士として
覚醒するまでの姿を感動的に描いた映画だ。


△テジクッパ(돼지국밥)は釜山で人気の庶民料理<映画より>

この映画では、主人公に覚醒のきっかけを与えたのが、
テジクッパ(プサン名物の豚クッパ)屋の1人息子だった
関係もあり、重要な局面ごとにテジクッパが登場し、
まるで準主役のような役割を果たした。


△映画の序盤で主人公の事務所に出前を届けた配達夫<映画より>

しかし、そういう映画の中にあっても、チャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が2度も画面に登場したことを
知る人は、ほとんどいない。


△配達夫がタクワンを忘れたことをなじりながら、チャジャン麺を混ぜる主人公<映画より>

韓国人、日本人を問わず、だ。


△ズルズルと豪快にチャジャン麺を口に運ぶ主人公<映画より>

もちろん、つい最近、この映画をあらためて再鑑賞する
までは、この「ヲタク」も知らなかった。


△映画の後半部で出前のチャジャン麺を食べる事務長<映画より>

韓国映画とチャジャン麺の、この深すぎる関係には、
つくづく感心させられる。


(終わり)