福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

映画と仁川の偽装結婚

2021年03月16日 |  ┣銀幕のチャジャン
파이란  「パイラン(白蘭)」 〇〇〇〇〇
(1378)



2001年に公開された異色の社会派恋愛映画。偽装結婚で
書面上の関わりを持っただけの孤独な男女の、決して結ばれる
ことのない恋心が交差する、実に悲しく切ない物語だ。

原作は日本の作家、浅田次郎の小説「ラブ・レター」。

韓国版では、インチョンと江原道の束草市を舞台に
物語が展開する。


△母親を亡くした主人公が親戚を頼ってインチョンを訪れた<映画より>

主人公の中国人女性はインチョンから韓国に入り、
偽装結婚した後、束草の小さなクリーニング屋で
働くようになったが、肺病が悪化し、束草で命を
落とす。


△親戚は既にカナダに移民し、インチョンにはいなかった<映画より>

中国人女性を演じたのは香港の女優、セシリア・チャン


△韓国ではチャン・ペクチの名で知られるセシリア・チャン<映画より>

薄幸で可憐な女性の役柄を見事に演じていた。

なお、この名作にも「ヲタク」こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が登場した。


△チャジャン麺の出前を取り、叱られる若者たち<映画より>

暴力組織のボスが手下の若者たちに、「事務所で
チャジャン麺の出前を取るな」と叱ったシーンだった。


(終わり)