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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

ふりふりチャジャン麺

2022年12月10日 |  ┣銀幕のチャジャン
스텔라  「ステラ」  〇〇〇〇〇
(1747)



2022年に公開された人情コメディ。


△長い間、実家の倉庫で埃をかぶっていた現代自動車ステラ(87年式)

ソウルの自動車金融会社で取り立て屋をしている男(忠清南道出身)が、
タクシー運転手だった亡父の魂が乗り移ったスクラップ同様の車と
ともに繰り広げる、笑いあり涙ありのファンタジックな人情ドラマだ。

最後にはオンボロ車とともに主人公自身も人として生まれ変わり、
再出発して終わる、実に見ごたえのある娯楽映画だった。

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△出前のチャジャン麺を食べる幼なじみの母親と主人公

チャジャン麺の食事シーンが2度、登場したのだが、両方とも
チャジャン麺好きの老人からのもてなしだった。


△幼なじみの行方を追っていた主人公

1人目は主人公の幼なじみの母親。幼なじみは、主人公から運搬を
任された高級車のランボルギーニを勝手に売り飛ばそうとして詐欺に
遭い、主人公を絶体絶命の窮地に追い込んだ張本人だった。


△チャジャン麺を食べる酪農家の老人と主人公

2人目は、たまたま、タクシーと間違えて主人公の車に乗り込んで
きた1人身の酪農家の老人。


△妻を亡くし1人暮らしの酪農家

物語の本筋とは無関係ながら、主人公は、この老人に幼なじみの
母親を紹介しようとした。


△お皿ごとチャジャン麺を揺さぶり麺とソースを絡める幼なじみの母親

2人ともチャジャン麺が好きで、何より、出前で届いたチャジャン麺を
ラップがかかったまま皿ごと強く揺さぶり、麺とソースを絡める、と
いう共通のクセを持っていたのだ。


△チャジャン麺のお皿を揺さぶる酪農家の老人

果たして、チャジャン麺好きな2人の老人の縁は結ばれたのだろうか?

どうでもいいことではあったが、今だに気になっている。


(終わり)

屋上のチャジャン麺

2022年12月10日 |  ┣銀幕のチャジャン
 샘   「初恋のセム」 〇〇〇〇-
(1746)



2018年に公開されたファンタジックな青春コメディ。

事故の後遺症で人の顔を見分けることができなくなってしまった
劇作家志望の青年が、ソウルの大学に通う小学校時代の初恋相手、
セム(「泉」の意味)を探すために上京する。そして、友人の
アパートに居候し、様々な経験を重ねながら、思い出の中のセム
ではなく、本当の意味で彼の人生にとって砂漠の中の泉のような
女性にめぐり合う物語。


△出前箱にはなぜか「いらっしゃいませ」の日本語

この映画では、主人公がソウルで中華の配達夫のバイトを見つけた
関係で、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)も
何度か登場した。


△抱き合うカップルに戸惑う主人公

しかも、それぞれが実にユニークな登場の仕方だった。


△1度だけアップで登場したチャジャン麺

ある日は、大学の教室で抱き合っていちゃつく男女にチャジャン麺を
配達した。


△大学の教室にも当たり前のように配達

また、ある日は、大学の校舎の屋上にまでチャジャン麺を届けた。


△大学校舎の屋上にまで配達

そうかと思えば、ある日は、急な階段を昇り、母の帰りを待つ
子どもにもチャジャン麺を届けてあげた。


△子どもにチャジャン麺を届けた後、階段の上で休憩する主人公

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。


△自分の書いた脚本を練習する学生らにチャジャン麺を届ける

食べるにしろ届けるにしろ、韓国の青春映画にチャジャン麺は
付きもののようだ。


(終わり)

韓国映画と4組の母子

2022年12月10日 |  〇映画・映画音楽
모자산책   「母子の散歩」 〇〇---
(1745)



2022年に公開された異色のドラマ映画。

江原道カンヌン(江陵)市でペンションを経営している母親と息子。
国語教師だった亡き母親とコメディアンの息子。息子といっしょに
カンヌン名物の豆腐鍋を食べに来た母親と息子。ネットの自殺サイトで
出会い2人で自死するためにカンヌンで落ち合ったID「カアサン」の
青年とID「ムスコ」の女性。



4組の全く無関係な「母子」たちの人生が1軒のペンションで交差し
ながら繰り広げられるオムニバス的なヒューマンドラマ。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開にはそれなりに
引き込まれた。

(終わり)