2024年夏のプサン訪問では、約40年ぶりに韓国のラーメンを食べてみた。
その昔、まだブログ主が若かりし頃、韓国の食堂でラーメンを注文すると
インスタントラーメン(調理済み)が出て来た経験をして以来、韓国の
食堂でラーメンを食べたことがなかったのである。
そんなブログ主の心が変わったのは、南浦(ナンポ)洞で「博多ラーメン」
の店名を見たからだ。
豚骨ラーメンにうるさいブログ主からすれば、決して美味とは書けない
までも、一定のレベルには達している、豚骨ラーメン入門レベルの優しい
風味のスープだった。
さすがに「ラー麦」を使った細麺ではなかったが、麺の方も一定のレベル
には達していた。
ただし、いただけなかったのは、メニューの中で見つけた「하카다」
(ハカダ)の漢字表記。
「博多」があるべき場所に、何と「袴田」(はかまだ?)なる意味不明の
漢字が印刷されているではないか。これには、気持ちだけではなく、舌まで
引いてしまった。
書くまでもなく、博多(福岡)とプサンは、対馬海峡を挟んで両岸に
位置する近しい関係にある。しかしながら、その本当の距離は、ブログ主が
思うほど近くはないようだ。
(終わり)