福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

朝鮮族家政婦は見た!

2020年07月31日 |  〇映画・映画音楽

욕창 「床ずれ」 〇〇〇--
(1142)



2020年に公開されたインディーズ系の社会派ドラマ。

主人公は70過ぎの高齢男性。経済的にはかなりの
余裕を持っている年金生活者で、寝たきりの妻の
介護と家事の一切合切を、50がらみの朝鮮族の
家政婦に任せている。

映画の中では、家政婦の月給は住み込みで
約20万円(200万ウォン)。

その主人公が、いつの間にか、家政婦に恋を
してしまい、それもかなり強く執着する
ようになる。


△大林洞の朝鮮族タウンに遊びに出かける家政婦<映画より>

そして、あげくの果てには、不法滞在の家政婦に
安定した生活をさせるため、寝たきりの妻と偽装
離婚し、家政婦と結婚したいとまで言い出す始末。


△大林洞の朝鮮族タウンで家政婦の後をつける主人公<映画より>

家政婦は主人公の思いを受け入れたが、主人公の
娘や息子は、当然、猛反対。

最終的には、おそらく、息子夫婦が当局に通報し、
家政婦が不法滞在で逮捕され、映画は終わる。

何とも情けない高齢男の脱線物語ではあったが、
物語の展開には、けっこう引き込まれてしまった。

なお、映画の題名の「床ずれ」とは、深い孤独の
淵に突き落とされた妻が患った病である。

それにしても、現実社会では、家政婦をめぐり、
もっとどろどろした事件が起きていそうな気が
しないでもない。


(終わり)


この記事についてブログを書く
« 名作「夕立」のアニメ | トップ | 韓映画でボーイズラブ »
最新の画像もっと見る

 〇映画・映画音楽」カテゴリの最新記事