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韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国とベトナムの秘密

2017年02月04日 |   〇中・露・越語

ネイバーニュースの検索で調べた限り、日本社会に比べ、韓国社会の方が、微妙に
ベトナム文化に関する造詣が深いと言えそうだ。

特に、ベトナムが、漢字を使う国であることを知っている人の存在は、日本社会よりも

多いと見てよい。

例えば、まずベトナムの漢字による表記である「越南」についてである。
(ベトナムの漢字による表記は「共和社会主義越南」)



越南をベトナム語読みした「베트남(ベトゥナム)」に比べると、圧倒的に少ない

ものの、越南の韓国語読みである「월남(ウォルラム)」も無視できないくらいの頻度で
使用されていることが確認できる。



大ざっぱな話で言えば、ベトゥナムと越南の登場頻度の比率はベトゥナム100に

対し越南が3.8。

次にホーチミンの表記に関してだ。



ベトナム建国の父として都市名にもなっているホーチミンについては、
ごく少数とは
言え、漢字(胡志明)が併記されていたり、胡志明の韓国語読みである「호지명
(ホチミョン)の表記が使用されている例が確認できる。



もちろん、最近の流れは現地音尊重なので、圧倒的に多いのは、호치민(ホーチミン)

호찌민(ホッチミン)だ。



それでも、ホーチミンの漢字表記や韓国式漢字音による表記がゼロでないことの

意味は、それなりにあると考えてよい。



特に日本との比較において言えば、通常、日本のメディアがホーチミンを漢字表記

したり、ホーチミンの日本式漢字音(こしめい)を使うことは、まず100%あり得ない
からだ。

最後に、ベトナムの首都ハノイの漢字表記が「河内」であることに触れた記事も、

ネイバーニュースの検索では、ごくごく少数ひっかかる。



なお、「河内」の韓国語読みは「하내(ハネ)」。



これを日本のメディアと比較することは難しいが、例えば、Googleのニュース検索

機能を使い、実際に「ハノイ(河内)」を検索にかけた印象で言えば、やはり、
ハノイと漢字を結びつける発想は、日本の報道メディアには、ほぼない、とは
言えそうだ。

ちなみに、ハノイの旧称は「トンキン」。漢字で書けば「東京」。日本の「東京」の

大先輩だ。

(終わり)


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