2007年夏、ウルサン市東区の街を初めて訪ねた「ヲタク」が
深い感銘を受けたのが、住宅街の道路のあちこちで目にした
「ハンプ(hump)」だった。
韓国語では分かりやすく「과속방지턱(加速防止用の段差)」と
呼ばれている。
義理の弟(妻の妹の夫)に教わった用語だ。
街中の2車線の道に歩行者用信号がほとんどないことや、
車や歩行者のマナー不足に冷や冷やさせられたのは韓国の他の
街と変わりはなかったが、物理的に車の加速を防ごうとする
自治体行政の姿勢には感心させられてしまった。
日本でも、本気で交通事故を減らそうとするのなら、住宅街や
学校周辺、あるいは事故が多発する交差点付近などを中心に
こうした「ハンプ」を設置して行く必要があるのではなかろうか?
「ヲタク」は日本での「ハンプ」の普及を心から願っている者の
一人だ。
(終わり)