2006年冬の訪韓では、海路を利用した帰国途上、「ヲタク」は
小さな日韓交流を経験した。フェリーならではの経験だったと
言えよう。
今回、ネットのオフ会は開催しなかったので、この体験が唯一、
小さなしかし貴重な交流の機会となった。
(妻や妻の親戚とのつきあいも広い意味では日韓交流と言えるの
かもしれないが、主観的にはそういう意識は消えている)
福岡への帰国を待つプサン港の国際ターミナルでタバコを吸って
いたら、1人の韓国人男性に流暢な日本語で話しかけられた。
聞くと、忠清北道の高校で日本語の教師をされているとのこと。
東京での留学経験も持たれているとのことだが、日本旅行は
割安の九州を中心に年に1度ほどやられているという。
今回は小さな息子さんとの2人旅だそうだ。
△カメリア号船内にて
博多を中心に、サンキューパス(バス乗り放題券)を利用しながら
佐世保や黒川温泉まで足を伸ばされる予定だと言う。柳川の
川下りにも関心があるという。
ちょっと驚いたのは、佐世保ではハウステンボスではなく、
九十九島遊覧のクルーズ船に乗るのが目的だと言う。
九州在住の「ヲタク」も詳しくは知らない観光スポットだ。
この先生、高校で日本語を教えられているだけあって、かなりの
日本(九州)通だ。
△博多港にて
年末年始なので休みのところが多いのではないかと思うが、
楽しい九州旅行になるよう祈りたい。
旅行客を激励するというのもおかしな話だが、「ヲタク」はこの先生
親子にエールを送る意味で、船内や博多港での親子の様子を
写真に収め、ハンメールで送ってあげた。
△博多港国際ターミナル前で
小さな日韓交流の一コマだった。
(終わり)